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KITTE訪問と新たな東京駅スケッチポイント(1)

今年のはじめ、一連の東京駅のスケッチポイントと、教室の、
東京駅野外スケッチの成果
をご紹介したことがありました。

東京駅の全景のスケッチポイントとして、新丸ビルの7階テラ
スをご紹介しましたが、野外スケッチをし終わった後、丸の内
ビル5階にも、ビューポイントがある
ことを発見しました。
(知る人ぞ知るという場所のようです。)

その後、KITTEという旧東京中央郵便局の跡に建った、新しい
ビルに出かけたところ、一部前面を残した、旧東京中央郵便
局の屋上部分が、新たな東京駅スケッチポイントになりそうな
ので、遅まきながらご紹介します。(訪問時期は、ほぼひと月
前、OAZOで会食があるので、集合時間前に訪れました)

KITTEは、開業したばかりです。すでに、梅田のグランドフロン
トの時にも述べましたが、新たなモールといっても、中に入るお
店は、どこも、ほとんど似たり寄ったりなので、本当のどこまで
人気が持つやら、他人事ながら、心配になってきます。

ともあれ、東京駅の南口から、KITTEに入ると、広い吹き抜けの
ホールに出ます。

             KITTE

右横のエスカレータを上っていくと、正面の壁に変わった絵が
目に入りました。伝統友禅染「松本 光屋乃図」とあります。

KITTE KITTE KITTE

実は、この記事を書く今の今まで、江戸の図だと思っていました。
(標識には、松本とありますし、富士山ではなく、北アルプスが描
いていあるというのに!)

今、調べると、まごうことなき松本の旧家で、明治時代の建物が
残っている
ようです。

言い訳を許してもらえば、ここに描かれている、町屋の屋根瓦に気
がとられたからです。そして商家の屋根は、まさに江戸でもこうで
あったはずと思う姿に描かれていたからなのです。

実は、ここ何年も、古い商家の瓦屋根に注目しています。最大の疑
問、東京の家の屋根は、なぜうすっぺらに表現されているのか?
あるいは、なぜスレート瓦になってしまったのか?という疑問です。
(あの江戸博物館の江戸時代の家の模型ですら、瓦屋根がなぜか
うすっぺらに表現されています)

このテーマの説明は、長くなるので、日を改めて記事にする予定です。
(続く)

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(阪急京都線)
人物スケッチ(阪急京都線)067

テーマ : art・芸術・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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