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高槻城下町再訪(2)

高槻城址を過ぎてさらに南へ進みます。これまで一度
も来たことのないゾーンに入りました。

しばらく、何の変哲もない大阪らしい街並みが続きます。
突然、思いかけず、タイムスリップしたような場所に迷
い込みました。

下に示すお寺を中心に、似たような古くて重厚な街並み
が集積しています。

  CIMG2342.jpgCIMG2343.jpg

          CIMG2352_20130501220726.jpg

一体どこに来たのでしょうか。ふと見ると表札がありました。

「下田部高札場」とあります。江戸時代の高札場がそのまま
残っていたのです。

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場所は、下田部町。高槻市のような大阪のベッドタウンとして
都市化が激しい街で、このようにまとまって古いたたずまいが
残されているのは不思議でなりません。
(まわりは、開発されて工場や、大規模店舗など、どこにも古
いものはありません)

ただ、隣接する新興住宅街には、(悪いのですが)少し笑いが
でてしまいました。

        CIMG2357.jpg

まるでお城の天守閣のように屋根が重ねられた建売住宅が、
数十件、集積しているのです。

おそらく、昭和50年前後に建てられたのでしょうが、この「ごて
ごて感」は、関西ならではのものと、関東の目になれた目には
映ります。

現代のスタイリッシュの住宅デザインからすると、とても時代が
かっていますが、意外に50年以上すれば、レトロで味がある建
築として受け入れられるような気がします。

「時を経る」ことにより物質が風化し味が出るというのはなぜな
のかなどと余計なことを考えてしまいました。

<本日の絵>
ワットマン SM 大阪ステーションシティ屋上
大阪ステーションシティー002
昨年の9月、大阪滞在中に大阪ステーションホテルの屋上に、
庭園があるのを見つけました。若い主婦と思われる女性二人、
熱心に庭の土の手入れをしている姿をスケッチしました。
疲れていたので、細かいところまで描いていません。

テーマ : art・芸術・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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