愛犬、風(ぷー)の闘病記(4) 突然の別れ

一昨日の土曜、夜の10時半過ぎ、スマホの音がなりました。

「「風」がたった今亡くなりました」と驚くほど冷静な妻の声。

私は、言葉を失います。3日前の早朝「風」の姿を見て大阪に
戻ったばかりでした。

三日前の様子からこんなに早く亡くなるとは思いもよりません
でした。これから何ヶ月も生き続けると思っていたのです。

妻によれば、その日の朝からいつもと様子が違ったようです。
これまでは、立ち上がりはするものの、横たわって寝ているこ
とが多かったのですが、何度も立ちあがって椅子に手をかける
ので、抱き上げてその都度抱いてやったのだそうです。

夜になり、おむつがわりのマナーベルトを取り替え、食道チュ
ーブを介して、その日の最後の流動食を与え終えたところ、座
椅子に座っている妻のもとに歩いてきて、背中を少し妻の腰に
押しつけて、荒い息をしながら寝そべったそうです。(背中を
少し押し付けるのは、親しみを示すときのいつものしぐさです)

荒い息は最近よくあることなので、気にせず30秒ほど小用に立
ち戻ってみると、荒い息が途絶えています。眼は開いたまま、
呼吸の上下運動はまったくなく口から舌をだしたままになって
いたそうです。

あまりの短い間の出来事だったので当初は何が起こったかわか
らない状態だったのですが、その日のいつもと違う様子も思い
合わせて、亡くなったのだと冷静に受けとめたようです。

おそらく、取り乱すことなく冷静に私に電話してきたのは、以
上のような経緯があったからなのでしょう。

いろんな方の末期がんでなくなったワンちゃんの記事を読み、顔
をそむける程姿形が変形し、痛みの苦しみ、つらさの中で亡くな
っていく事例を知っていたので、「風」も癌の転移が進行し、そ
のような苦しみの中で亡くなることを恐れていました。

以前と変わらぬ姿で、死ぬほどの苦しみを示すことなく、(もち
ろん、内臓癌からくるつらさはこの一月の間あったと思いますが)
亡くなってくれたことに、私たちは正直な気持ちとして安堵しま
した。

子供たちにも至急声をかけ、翌日日曜日の午前中に全員集まり、
亡骸をきれいにして別れを告げ、皆で相談し動物病院から紹介して
いだいた近くのお寺の動物霊園で火葬による家族葬を行い、お骨
を家に持ち帰りました。

妻が在宅中に亡くなったこと、土曜日の夜で働いている子供たちも
火葬に立ち会えたこと、いつもの姿で安らかに亡くなったことなど
など、親ばかの言葉になりますが、元気な時と同じく、最後の最後
まで私たちに配慮をしてくれた賢い、自慢の子供だったと思います。
(続く)

<本日の写真>
「風」の祭壇
動物病院から花束、furifuriさん(トリミングサロン)のブログの
写真をダウンロードして愛用の品々とともに飾りました。

テーマ : art・芸術・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

コメント

No title

覚悟をしていたとはいえ、風ちゃんの突然のご逝去を知り、とても驚いています。
こころからお悔やみ申し上げます

風ちゃんは奥さまに背中を押しつけることで、
「おかあさん ありがとう」と伝えたのかもしれません

私が前犬をおくった日と重なり、どんなにお辛いかと胸が痛いです。
おとぎ話かもしれませんが、私は風ちゃんが虹の橋のたもとで待っていてくれると思います。
えいいちさんご家族におくられて風ちゃんは幸せだったわ。

風ちゃんのご冥福をお祈り申し上げます

No title

心よりお悔やみ申し上げます。
そして風ちゃんのご冥福をお祈り申し上げます

Re: No title

つくもさん

お悔みありがとうございます。

「風」のいない家では、何もかもががらんとして、
空虚な空間が広がっています。

外出から帰っても、2階で待ちわびていた「風」の
いつもの「お帰り」の挨拶が聞こえません。

ますます空虚さが感じられます。

慣れるまで時間がかかりそうです。


Re: No title

あさみさん

お悔みありがとうございます。

記事で書いたように、安らかに亡くなったことにホッとしております。
ただ、いつも目で追っていた場所に眼を無kても「風」がいないので、
本当に亡くなったのだという空虚な気持ちが広がります。

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