京都街歩きスケッチ・1928ビル(線描)

2年前に現代都市京都を意識して、街歩きを始めたときから、
この三条通にあるしきりに若者が出入りする近代建築が気
になっていました。

当時、何度もここを通りながら、筋向いにあるビルの回廊の
下から描くと、1928ビルだけでなく隣家のこれまた典型的な
戦前の和風建築を一緒に入れることができるので一度描い
てみたいと思っていました。

昨年末、昨日紹介した歌舞練場前のスケッチをした後、この
場所にきて同じ携帯用スケッチブックにスケッチしてみました。
(<本日の絵>参照)

<本日の絵>
Orion, Free Art Paper series, "Sketches" 128x182mm 京都・三条通1928ビル(線描)
京都・三条通GEAR(線描)

テーマ : art・芸術・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

京都街歩きスケッチ・歌舞練場前(彩色)

京都スケッチでは、京都の近代建築を描く際にも、舞妓
や芸妓の姿を入れると、とたんに京都の風情がでるので、
その姿を入れたくなります。

事実、これまで知られた京都スケッチでは、有名無名の画
家を問わず点景であれ、ダイレクトに描くのであれで彼女
たちをそのスケッチ画面に加えています。

しかし現在、私が目指そうとしているのは、死んだ街の姿や
郷愁の中にある京都でもない、活きた現代都市京都を描く
ことです。

なぜ、近代建築を描くのかについては、いずれ考察します
のでここでは省略しますが、歌舞練場前を描きながらあえて、
舞妓や芸妓を入れず、外国人観光客や開店直前の串揚げ
やさんの花輪をいれたのは、次々と開店閉店を繰り返す京
都の飲食店と国際観光都市としての京都を意識したからで
す。

けれど、こうやって客観的に出来上がったものを見ると、志
はともかく絵としては失敗していると言わざるを得ません。

歌舞練場の壁面に興味を持ったといいながら、見えるのは
前面の花輪ばかりですし、串揚げやのお店の賑わいが見え
るわけでもない。外国人かどうかもわからない通行人が歩い
ているだけの絵になってしまいました。

実は、当日まさに店を開くために顔を紅潮させて頑張ってい
る新米店主の若い男性に、正面に飲食店を開いているインド
人の先輩店主が、声をかけいろいろとアドバイスしている話
を聴きながら描いたのでした。

外国人店主に、修行を終えていざ開店しようとしている日本
人の若人、この姿こそ、現代の京都を現していると思うので
すが、それをスケッチに表現することは至難の技です。

幸い、この絵は携帯スケッチブックに描いた実験のための
習作の位置づけです。上記反省に基づいて描きなおすこと
も考えてみてもよいかもしれません。

試行錯誤を続けていきたいと思います。

<本日の絵>
Orion, Free Art Paper series, "Sketches" 128x182mm 京都・歌舞練場前
京都・歌舞練場前(彩色)

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TAG : 近代建築 京都

人物スケッチ(吉祥寺東急子供売場)(彩色)

しばらく、ORIONの簡易スケッチブックの彩色が遅れていました。
最近3つほど塗ったので順次アップします。

まずは、吉祥寺子供服売り場のスケッチです(線描は、こちらです。)

<本日の絵>
Orion, Free Art Paper series, "Sketches" 128x182mm 吉祥寺東急子供売場
人物スケッチ(吉祥寺東急子供売場)(彩色)
店内だったので、写真を撮っていません。ですから、当時の記憶は
まったくなく彩色は現実の色とは異なります。

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TAG : お店スケッチ

京都府立植物園「花詣展」と作品スケッチ

昨日は京都府立植物園での西山喬・由良展を紹介しましたが、
京都府立植物園では、ハンギングバスケットの「花詣」展をやっ
ており、作品をスケッチしたくなったので<本日の絵>に紹介しま
す。

最初、なんだろうと作品を見ていったのですが、何か私のこれま
で抱いていたハンギングバスケットの印象と違います。

花詣で4 花詣で5 花詣で6

その違和感はどこからくるのかと各作品をよくみると、わかりまし
た、バスケットの背景がすべて「和」のものでできていたからです。

ハンギング・バスケットは西洋のものという頭で見ると不思議に見
えるのです。

思い余って、会場にいた関係者の女性に尋ねると、このコンテスト
は全国対象で、公募には「京都」を感じさせるものという条件がは
いっているからすべてそうなのだとのこと。

その中に、1点だけ通常の額を背にした作品がありました。まだま
だ、私にはこちらのほうが見ていて落ち着きます。

                  花詣で7

一方、地面には各種寄せ植えが植えられていました。こちらのほう
は、門松を思わせるためか、それほど違和感がありません。
(色が目立った真ん中の写真の作品をスケッチしました。)

花詣で3   花詣で2   花詣で

<本日の絵>
Orion Sketches 128mmmX182mm 京都府立植物園(「花詣展」 作品スケッチ
京都府立植物園(花詣展)412

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西山喬・由良展@京都府立植物園 植物会館1階

さて、三条河原町の二人展とは別に、京都府立植物園においても二人展が
開催されていたので、25日の日曜日に行ってきました。

京都府立植物園を訪れるのは何年振りになるのでしょうか(何十年ぶりかも
しれません)

植物会館1Fの会場に入ります。

西山喬・由良展3 西山喬・由良展

こちらの作品は植物が中心です。由良さんの作品は、線描を含まない水彩
画で、オーソドックスですが好感が持てます。特に、彩色は水彩の良さがで
ており、葉の塗り方一つにとっても、後ろの部分から手前に紫、青、濃い緑
から明るい緑まで多彩な色が見受けられ、さらに赤や茶なども取り入れて
いて、それが現実の植物にはない幻想的な雰囲気を出します。大変参考に
なりました。

一方、西山喬さんの絵は、ペン画を含む多数の植物絵です。やはり中でも
目にひいたのは、三条河原町の絵と同様に、葦ペンによる作品です。

<本日の絵>にあるように蓮の連作が目をひきます。
昨日の記事で紹介したイタリアの街並みの線描画とはまた別の味わいがあ
る線描画でした。

<本日の絵>
西山由良 案内状(上)、 西山喬 案内状(下)
西山喬・由良展(府立植物園)(本日の絵)

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「-旅のスケッチ- 西山喬・由良展」

1月21日付の記事に予告しましたように、京都四条木屋町で
スケッチしていた時に話しかけられた女性に薦められた標記
展覧会に行ってきました。

奥様の由良さんとの二人展なのですが、ここでは線描画の
観点で西山喬さんの絵について触れます。

場所はアートギャラリー北野というところで、三条河原町のま
さに角にあるビルの1階です。よく目立ちます。

西山喬展4 西山喬展3 西山喬展

西山喬さんという画家の方はこれまで存じ上げていなかった
ので調べたところ、NHK出版、「みんなの趣味の園芸」のブロ
グの中の、「京都府立植物園のマイページ」に紹介がありま
した。

それによれば、農学部を卒業の後、化学者をめざして大手企
業に就職、しかしその後画家を志して京都学芸大で絵の勉強
をされ、高校や大学の教員をされながら創作活動を続けられた
とあります。

企業の化学者を志したところなど、私と同じなので親近感がわ
きます。

さらに、画業としては「今日に至るまで110回の個展を開き、世
界中を旅しながら街並みや人々のくらしを描いた」そうですから、
わたくしが知らないだけで有名な方のようです(アマゾンによ
れば、何冊も画文集を出しておられます) 。 また、線を活かした
絵の方向性も合致していて関心が高まります。

事実、この個展で展示されていた、イタリアの街並みの絵は強
い印象を受けました。 (<本日の絵>参照ください)

          西山喬展2

御覧の通り、強い線描で、彩色は線を引き立たせる役割のように
見えます。全体はビュッフェの絵のように黒く、もし葦ペンとインク
ではなく筆と墨で描かれていたならば、水墨画と同じと思ったこと
でしょう。

線の効果が子気味良いと感じたのは、イタリアの街並みを屋根の
連なりで描いた絵です。強い線描がリズムよく連なり心地よい気
持ちにさせます。

葦ペンで描いた黒の線描は、先日訪問した浜地克徳さんの作品展
で感じた線描の印象とまったく同じものであり、やはり正規の美術
教育を受けた方の技量は線描まで似てくるのかと変なところに関心
を持ちました。

<本日の絵>
ポスター、左の絵は西山喬氏のイタリア(たしかベネツィア)の街
西山喬展5

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人物スケッチ(阪急京都線)

日本で電車の中で寝ていない人を探すのは至難の業です。
東京と大阪、何かと反対(例えばエスカレータの歩き方)だと、
いわれていますが、これだけは差がないようです。

というわけで、以前これからは目を開けている人を描くと宣
言しましたが、撤回せざるを得ません。

そのかわり、寝ていてもその人の人柄が出るよう丁寧に表情
を描くことにしました。

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(阪急京都線)
人物スケッチ(阪急京都線)355

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人物スケッチ(阪急京都線)

昨日のスケッチと同じ阪急京都線特急でのスケッチです。
(ただし、帰りの電車)

最近は、意識して顔のアップを描くことが多いのですが、
久しぶりに、全身を描きました。

顔から描くとどうしても大きく描いてしまい、下半身が途中
で切れてしまいます。そこで意識して顔を小さく描きました。
そのため足先まで描くことができました。

ついでに、通路をよく見ると模様があります。特急の通路に
模様があることに初めて気が付きました。

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(阪急京都線)
人物スケッチ(阪急京都線)354

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人物スケッチ(阪急京都線)

阪急京都線、特急列車の人物スケッチです。

戦闘列車なので、左奥に運転席と運転手が見えました。
はじめて描きました。

窓の外を描くかどうか迷うところです。
運転手側ではなく、右側の窓の外に架線が見えたので
描いてみました。わかるでしょうか。

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(阪急京都線)
人物スケッチ(阪急京都線)353
目の前に、若者の最近はやり(?)のヘアスタイルが立ちはばかっています。
これも景色の一つと割り切って描いています。

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「Pleasure To Draw 浜地 克徳 作品展」

今年最初のスケッチ教室で、先生から標題の作品展の紹介
がありました。1月12日に訪問しましたのでご紹介します。

浜地さんは、現在鹿児島市で絵画制作、教室をされている方
ですが、そのインパクトのある線描スケッチに昔から魅せられ
ていました。 その線描スケッチの実物作品をぜひとも拝見し
たいとかねてから思っていたのです。

先生から配られた案内状を見ると、会場は大阪駅から近くの
「芝田町画廊」というところ、会期中高槻市に滞在中の私にと
ってはラッキーと早速訪問しました。

以下、感想です。

1)今回、線描を主体とする作品がほとんどでしたが、どの作品
   も日ごろから線を追及されているだけあって様々な試みをさ
   れており、大いに刺激を受けました。

2)入口から始まる部分では、くっきりとした黒の線が踊り、その
   線描を引き立てるかのようにぼかしも交えた心地よい彩色の
   絵が続き ます。

3)さらに、線描が大いに生きていると感じたのはアクリル画です。
  大作も小品も購入して家に飾りたくなる魅力あふれる絵で、や
  はりきちんと美術教育を受けた人の絵は技術に裏打ちされてい
  て素人とは違うと感じました。

4)少し、異色な作品として、読売新聞大阪の夕刊に連載されてい
   る「味の私記」の挿絵
の原画とスクラップブックが展示されてい
   ました。(<本日の絵参照>)  現場で描くのではなく、新聞社から
   送られてきた多数の写真をもとに描くのだそうですが、筆が走
   っているのと遊び心満載の絵が多く、楽しむことができました。

<本日の絵>
読売新聞大阪夕刊 「味の私記」のスクラップブック
浜地展
興味深いものだったので、作者の許可を得て撮影させていただきました。
板前さんなど人物像を大きく描くなど、筆(ペン?)も走っているだけでなく、
遊び心も満載です。

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