カフェスケッチ(上野えびすバー)

何を見に行ったか忘れてしまいましたが、上野の美術館に出かけたときに
入ったレストランでスケッチした絵を<本日の絵>を示します。

上野駅のガード下の地下鉄出口を出て、公園のほうに進むと、立て替えて
いた雑居ビルが一新されていました。その下に比較的すいていた「えびす
バー」が開店していたのです。

早速一杯のグラスビールを頼みました。

<本日の絵>
マイブック カフェスケッチ(上野えびすバー)
カフェスケッチ(上野イェビスバー)
あまり細部を描いていないので、白いところが目立ちます。
少し描き足したくなりました。
あるいは、色を塗ったほうが良いのか。


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スケッチブック展 ~日常を楽描く~ in Kawasaki IV

三週間前の月曜日、東高根森林公園で行われたスケッチブック展に行って
きました。大変時間がたってしまいましたが報告します。

もともと、11月9日までの予定でしたが火曜日まで延長になったのです。
実は、最終日に訪問予定が、都合で行けなくなったので残念に思っていたの
ですが、二日間延長になったことを知り、翌日に行くことができたのです。
大変ラッキーでした。

                    図2 図3

新たな参加者も増え、前にもまして華やかです。

スケッチブック展川崎

ここでは、主催者の4人:の方の作品の紹介と感想を示します。
(下の写真、左からかじがやごろぉさん魔女メグさん水嶋康宣さんdatianさん)

図1 スケッチブック展川崎11月 スケッチブック展川崎11月 スケッチブック展川崎11月

以下短評です。
1)かじがやごろぉさん→人物スケッチだけでなく、ダイナミックな線と自由で
奔放な彩色の建物の絵も素晴らしい。
2)魔女メグさん→ますます冴えわたる屏風形式のスケッチ。建物上部と人
物も下から見上げた面白い構図。
3)水嶋康宣さん→プロの彫刻家とは聞いていましたが、これほど見事な彫
刻を作る人だとは思いませんでした。(彫刻の写真の作品集が置いてあり
ました)
4)datianさん→抜群の人物表現にいつも魅せられますが、今回人物ではない
スケッチも展示してありました。どこかユーモラスなところがあり、ほのぼの
とします。

                図4 図5

当日は天気が良く、森林公園でマイブックスケッチをして帰りました。(<本日の絵>)

<本日の絵>
マイブック 東高根森林公園の昼下がり
スケッチブック展川崎(H26秋)
スケッチブック展を見たあと、森林公園の広場で昼食をとりました。
平日のためか、多くの子連れのお母さんが集まっていました。
目の前でおしゃべりに興じるお母さんと子供をスケッチしてみました。

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ストレッチ姿のスケッチ

以前一度ほど、スポーツジムの中でストレッチをしている人の
スケッチを紹介したことがあります。

姿がおもしろいのと、あるポーズをとっている時間がスケッチ
するのに十分なので描いてみました。(<本日の絵>参照)

様々なポーズを人間は取れることがよくわかります。

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(ストレッチ姿勢)
人物スケッチ(ジム)693
皆さんが一生懸命ストレッチしているときに、断りなくスケッチするのは
申し訳なく思うのですが、やはり我慢できずにスケッチしてしまいました。

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菱田春草展@東京都国立美術館 訪問記(2)

前回のイントロ記事を受けて、感想を以下に記します。

前回の記事の写真でわかるように、平日にも関わらず、切符売り場は長蛇の列。
中に入っても人で満員と、地味だと思われる日本画家の展覧会にしては、予想
外のことでした。日本経済新聞社が主催だからでしょうか。そうだとしたら日経お
そるべしです。

さて、本題の感想です。

作品は、どれも飽きさせないのですが、特に32歳ごろの作品群は印象に残りました。
輪郭線をなくした朦朧体の確立からさらに新しいスタイルを模索していたころの作品
だからでしょうか。

作品は掛け軸形式なのですが、遠くから見るとまるで西洋絵画を思わせ、額縁でも
不思議ではありません。どうやら、絵の具についても春草はいろいろ試しているらし
く、日本画の岩絵の具だけでなく、鮮やかな西洋顔料を使っているようなのです。

さらに、興味深いのは、朦朧体でいったん消した輪郭線を、一部復活させていること
です。例えば、ある絵では重なり合うヒイラギの葉など、黒線、白線で輪郭線を効果
的に使っています。(主役の柿の実は、輪郭線なし)

また、背景や地を金地、銀地にしてハイライトさせていることも、春草の工夫の跡を
みることができます。西洋絵画では空間全体を埋め尽くさざるをえないところを、余
白の部分を金地を使う。すると少なくとも、日本人の私たちは何も描いていないのに、
そこに何かがあると読み取ってしまう。

意地悪な見方をすれば、そのような日本画の旧来の特徴も使うとは春草は、結構ずる
いといえないでしょうか。しかし、それは西洋も東洋も取り入れるということからかも
しれません。(朦朧体自身も西洋絵画法の取り入れですから、)

また、ところどころ、輪郭線に金を使うのも、特徴です。それにより、黒の輪郭線よりも
見る者に強い印象を与えます。改めて、絵画における金色の力を感じました。

なぜ線描ではいけないのか、輪郭線のない色だけで自分らしい水彩が描けるのか、
という、第1回の記事で述べた課題は、この展覧会では明快な解決策は示されてい
ませんが、悩む人にとって大いなる刺激を与えることは間違いないでしょう。

<本日の絵>
菱田春草 屏風(カラスと燕)
菱田春草(烏とツバメ)
(出典: wikimedia commons)
この作品は、出展されたかどうか忘れましたが、フリー画像がこれしか
なかったので参考としてここに示します。

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小石川植物園のスズカケの木と銀杏彩色完成と講評会

一応、彩色版を完成させました。<本日の絵>に彩色版を示します。

講評会では、新宿Bクラスの2名の方のコメントをもらったのですが、
一人の方から、スズカケの木が、どんと押すと揺らいでしまう(正確
な表現を忘れました)感じだとの面白い指摘を受けました。要するに、
重厚感がないという指摘です。

一応、スズカケの木の樹肌の模様がどうしても軽い感じを与えてし
まうからと言い訳をしましたが、改めて見直すと確かに通常大木が
醸し出す重厚感がありません。

N先生からも、スズカケの下部の部分が弱いということと、上部のス
ズカケの葉を、さらに暗くしてはとの指摘がありました。(同時に、銀杏
の木の立ち方がすっきりしていないとの指摘も)

少し、手直しが必要です。

<本日の絵>
アルシュ 全紙 小石川植物園スズカケの木と銀杏(彩色)
小石川植物園スズカケと銀杏(彩色)(縮小)

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小石川植物園野外スケッチ・全紙作品制作経過(4)

しばらく事情があり、続き物の記事も掲載せず、休んでおりました。再開する
ことにします。

さて。小石川植物園のスケッチですが、最初から一気に彩色するのではなく、
今回は、線描のコピー(B5)を先に作成し、それに墨を塗って、どうなるかを見
てみました。(下図)

小石川植物園スケッチコピー試し塗り

スズカケの樹肌がおかしくならないかと当初心配しましたが、それなりに落ち
着いて見えたので、全紙に彩色を開始しました。(<本日の絵>)

墨を塗ったのは、樹肌以外には、スズカケの木の足元の草の部分と、上部の
スズカケの葉です。
(続く)

<本日の絵>
アルシュ 全紙 小石川植物園スズカケと銀杏(彩色途中経過)
小石川植物園彩色途中経過
スズカケの木は、基本的に陰にして、遠方に明るく
銀杏が聳え立つことを最終目標にしています。

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菱田春草展@東京都国立美術館 訪問記(1)

だいぶ時期が過ぎてしまいましたが。先月小石川植物園のロケハンに
出かけたときに、表題の美術展に行ってきました。

      菱田春草展


すでに、菱田春草についてはNHKの日曜美術館を見て記事を書いたので、
見た気でいましたが、スケッチ仲間から非常によかったという言葉を聞い
て、実物を見たくなったのです。

結論として、行ってみて本当によかったと思いました。

なぜなら、私たち線(ペン)スケッチをやっているものにとって、一度は迷う
問題にこの日本画家が真っ向から取り組み、苦闘の軌跡をしることがで
きたからです。

その問題とは以下のことです。

「なぜ線を使うのか、絵にとって線は必要な のか、東洋の水墨画、浮世絵
で欠かせない線描や輪郭線に対して、西洋ではなぜ面で描くようになった
のか、現代の水彩画が、色中心なのはなぜなのかなどなど。」

その軌跡は、展覧会の章立てでわかります。

第1章. 日本画家へ: 「考えを描く 1890-1897年」
第2章. 「朦朧体」へ: 空気や光線を描く 1898-1902年
第3章. 色彩研究へ: 配色をくみたてる 1903-1908年
第4章. 「落葉」、「黒き猫」へ: 遠近を描く、描かない 1908-1911年

中でも、朦朧体に行き着いてからのち、第3章では驚く程の試みがなされて
いて、大家となったあとの日本画家の安定した作品が並ぶ通常の展覧会と
はかなり異なる印象です。悩む姿にこちらも気持ちが動かされます。
(続く)

<本日の絵>

菱田春草 紫陽花
アジサイ

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小石川植物園野外スケッチ・全紙作品制作経過(3) 白描画完成(?)

11月8日の土曜日は、教室で作成した線描画を持ち寄り、彩色の授業が
行われる予定でした。

<本日の絵>に、私の完成画を示します。

彩色を始める前に、各自完成した線描画の発表です。
私の発表が最後で、それが終われば彩色の開始のはずでした。

ところが、N先生よりアドバイスが!
「スズカケの下部の部分の線の力強さにくらべて、上部の葉っぱの線が
弱いので、強くしたほうが良い」

というわけで、彩色どころではなく、残りの時間は、スズカケの葉の線を
強くすることだけで過ぎてしまいました。(完成図は次回に示します)
(続く)

<本日の絵>
アルシュ 全紙 小石川植物園のスズカケと銀杏巨木(線描画)
小石川植物園スズカケと銀杏(線描)(縮小)
前回の記事の途中経過では、スズカケの巨木の輪郭線が弱かったので、
上からピグマの2mmで再度線を引き太くしました。
しかし、上からなぞるので、最初の線の勢いがそがれてしまうのが難点です。


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風景を描くとは(2)

議論を進める前に、これまで自分は野外スケッチの場合何をモチー
フとして選んできたのかを振り返ってみます。

私の場合、以下の二つの感興が湧いたときに、それをスケッチの対
象にしているようです。

美しいと感じる
面白いと感じる

ただし、何を選ぶかは、人により様々ですから、あくまで私個人のケ
ースだと思っていただければと思います。

順不同で並べますと、これまでは街の風景が多いので、その範囲で
は以下のようになります。

路地、三叉路、・・・
建物(ファッションビル、明治大正昭和の近代建築、寺社建築など)
お店の正面、買い物客の様子
橋、岸壁、石垣・・・
自動車、船、バイク、自転車・・・
装飾(旗、看板、イラスト、ロゴ・・・)
街路樹、植物、花・・
イベント(祭り、サッカー大会、野球大会、運動会・・・)
その土地のランドマークとなるもの。
そして、その場所に関連する人々の姿
などなど。

街中ではなく郊外の風景を入れると最近では、渓流(ただし、人物が入る)、
や公園の樹木なども含まれます。

一方、純然たる大自然の風景はほとんど描いていません。
ですから通常水彩画として思い浮かべる風景とはかなり
異なっているかもしれません。

以上私が対象に描いてきたものをベースに、自分にとって
風景を描くとはという問に対して考えてみます。
(続く)

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(小田急線)
人物スケッチ(小田急線)692
これも細い線で描いていますので、いつもとは雰囲気が違います。

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風景を描くとは(1)

現在、小石川植物園野外スケッチの途中経過を記事にしていますが、
実は、その背景にある10月期のテーマは、昨年から続いていた「人物
(群)」を描く」から一転、「風景を描く」です。

そのため10月の第1回の教室では、「風景」を描くことに関する各自
の意見を述べよというお題が出されたのですが、線スケッチを始めて、
教室でそのような問をされたことがなかったので少々慌てました。

しかし、これまで線スケッチを続けていた中で、風景を描くことを自分
がどうとらえていたのかを考える良い機会だととらえ、その時に教室で
考えたことも加え、頭の整理のために少し記事にしてみたいと思います。
(続く)

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(小田急線)
人物スケッチ(小田急線)691
いつもの電車スケッチです。まっさらのペンをおろしたので、いつもより線が細めです。

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