「第5回 月曜スケッチ会作品展」訪問(1)

表題の作品展に行ってきました。

               日比谷公園

同じ線スケッチを描かれるnobukotsさんの作品が展示されることをブ
ログで知ったからです。

翌日には、大阪高槻市に出かけることが決まっていましたので、訪問
するには、この日しかありません。仕事の帰りに駆けつけました。

日比谷公園は、久しぶりです。これまで何回も訪れているにも関わらず、
今回の会場はほとんど記憶がありません。

会場のある建物は、全面にカフェのテラスがあり、しゃれた佇まいです。
ガラス窓を通して、展示会場が見えました。すぐにカフェの中に入ります。

      日比谷公園 日比谷公園

このグループ展の主体である月曜スケッチ会は、もうかれこれ10年も続い
ているのだそうです。(後で、出展者の品の良いご婦人が説明してくれまし
た)

水彩画あり、写真ありと、本当に絵が好きな方たちの自由な集まりのよう
で、見る側も肩ひじ張ることなく楽しめます。

中でも、nobukotsさんの作品は、F6クラスのそれほど大きくない大きさです
が、最近作が壁一面に展示されていて、優しい色使いの作品が、目に飛び
込んできます。
(続く)

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(JR青梅線)
人物スケッチ(JR青梅線)008
子供は、じっとしていないといわれますが、そのとおりです。手を挙げた
瞬間を描いてみました。

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「アンリ・ルソーから始まる素朴派とアウトサイダーズの世界」展

日曜日に、世田谷美術館で開催されている表題の展覧会
行ってきました。

   素朴派、アウトイサイダーズ 素朴派、アウトイサイダーズ

            素朴派、アウトイサイダーズ 

いつもなら、優先して見に行くことのない作品群ですが、出
かけたのは、素人が描いた絵画がなぜ、認められるように
なったのか、「人はなぜ絵を描いてしまうのか(描くのか)」
という根源的な問いに対する答えに近づけるのではと思っ
たからです。

          素朴派、アウトイサイダーズ

結論から言えば、確かにそれらの問いを考えさせることに
なったのですが、いくつか疑問を感じることにもなりました。
一部作品はココをご覧ください)

今回の展覧会の構成に関する企画者のメッセージを読ん
でいないので、軽々しくコメントできません。(通常の展覧会
ならば、会場の入口に館長のなあぎメッセージがあるのに、
今回はどこを見まわしてもそのようなメッセージがありませ
ん。いきなり、作品展示から始まりました。)

そこで、ここでは以下の感想にとどめます。

1)素朴派からアウトサイダーズまで、展示された140点に
  およぶ作品すべて、世田谷美術館の所蔵品です。これ
  らに注目して収集してきたことに敬意を払いたいと思い
  ます。
2)しかし、アンリルソーをはじめとする素人画家たちと、
  アウトサイダーズを一緒に展示してしまうことに、少なか
  らず、抵抗を覚えました。さらに、ピカソやベン、ニコル
  ソン、マックス・エルンスト、ホアン・ミロ、熊谷守一や草
  間弥生といった職業画家たちの作品も紛れ込んでいた
  ことも、その感を強くします。
  おそらく、企画者には、何らかの意図があったかと思い
  ますが、欲張りすぎではないでしょうか。
3)アウトサイダーズの作品群に対しては抽象の世界へ時
  代が入っていくときに見出された作品ばかりです。なぜ、
  それ以前の作品がないのか。彼らの作品が、(価値がな
  いとみなされたので)悉く捨てられたのが事実でしょうが、
  結局、彼ら自身の意図とは関係なく、選んだ人たちの現
  代的美的基準が、選ばせているとみるのは間違いでしょ
  うか。
  それはそれでよいとして、素朴派や、素人画家たちの作
  品を一緒に展示していることが、若干の違和感を感じさ
  せたのかもしれません。

以上の疑問があるものの、私たちのように、素人で絵を描く
ことが好きな人にとって、一度は見ておいた方がよい展覧会
だと思います。

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(JR青梅線)
人物スケッチ(JR青梅線)006
御岳峡スケッチに出かけるときにjR車内でのスケッチです。
前回の人物スケッチが、赤ちゃんを抱いたお母さんと身内
らしい女性の3人の像だったのに引きずられて、ここでも3人
の親子連れを描いてしまいました。

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「ふじたともみ 街歩き☆スケッチ展」@札幌市資料館

約1週間、北海道に行ってきました。北海道の私的旅行は学生
時代以来、45年ぶりです。(厳密には、出張で札幌に3回ほど行
っていますが、会議場周辺のみしか知らず、まったく行っていない
のと同じです。)

今回は、純粋に観光旅行でしたので、スケッチはしていませんが、
旅行については、線スケッチの観点で興味を持った内容を記事に
していきます。

第一回は、札幌で、ふじたともみさんの、「街歩き☆スケッチ展」に
立ち寄ったので、ご紹介します。

           ふじたともみ展3

この個展の招待ポストカードは、新宿教室の講評日に、N先生か
ら配られました。偶然、開催日が北海道旅行の日程と重なるので、
もしかしたら訪問する機会があるかもしれないと思い、持っていっ
たのです。

レンタサイクルの返却時刻が近づく中、大通り公園の端にある会
場に駆けつけました。

「札幌市資料館」というそっけない名前とは裏腹に、近づいてみて
びっくり。すばらしい近代建築の会場です。窓からは、バラが咲き
誇る西洋庭園が見渡せ、後ほど紹介する、ふじたさんのやさしい
作風にぴったりの会場でした。

   ふじたともみ展2 ふじたとおみ展1

幸い、作者のふじたさんが在席されていたので、ご挨拶できましたが、
あわただしい鑑賞しかできず、感想を十分お伝えできなかったことが
心残りです。以下、感想です。(作品の一部を<本日の絵>に示しま
す。)

1)「街歩きスケッチ」とあり、主に都市スケッチが中心ではないかと
   思っていました。実際は、街のスケッチだけでなく、雄大な北海
   道の風景を描いた作品も多く、北海道展といってもよい程多彩な
   作品が展示されていました。
2)やさしい線で、カラフルな作品が多く、女性らしさが横溢していま
  す。その作風は、札幌市のモダーンな雰囲気によくマッチしていま
  す。
  また。美瑛の丘のように、本州では得られない、ヨーロッパのよう
  なスケッチポイントがある北海道がうらやましく思いました。
3)一方、街歩きですが、札幌では狸小路があり、私も前夜、描きたい
  場所と思っていたら、まさにその作品が展示されていました。
  やはり、人物が入ってのスケッチポイントで、街の雰囲気が見事に
  映し出されています。

最後にポストカードを購入するときに、街歩きスケッチに対応する作品
が売り切れていたので、残念に思っていたら、なんと、狸小路の作品を
含む3枚もおまけとしていただいたのです。感謝です。

<本日の絵>
ふじたともみさんのスケッチ・ポストカード
ふじたともみポストカード
左上:「小樽港マリーナ」(2013)
右上:「美瑛・四季彩の丘のルピナス」(2013)
中左:「富良野・ぶどう畑」(2012)
中右:「狸小路のアーケードり」(2013)
下: 「札幌・札幌資料館からの眺め」(2012)

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旅行中です

現在、旅行をしております。

旅行中に記事を書くつもりで、パソコンを持って
いきましたが、時間がなく、本日まで記事を書けず
におりました。

近日中に再開いたしますので、しばらくお待ち
ください。

<本日の絵>
マイブック 人物スケッチ(青梅線)
人物スケッチ(JR青梅線)005
御岳渓谷へ出かけた日、電車で見かけた赤ん坊とお母さん、
それを見上げる女性(おばあさんではないので、おそらくお姉さん
か親族の女性でしょう)。
みつめる3人の目を意識しました。

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神戸北野異人館スケッチ彩色途中

現在、彩色を始めて途中のスケッチが多く残っています。

以前、紹介した神戸・北野異人館のスケッチもその一つ
です。彩色、途中経過の絵を<本日の絵>に示します。

図柄を構成するもの(樹木、建物、人々)の数が少ないだ
けに、ただ色を塗ると、どうしても塗り絵状態になります。

何もしないと、このまま最後まで、塗り絵状態で終わりそう
です。

何か工夫するところがあるか、考えてみたいと思います。

<本日の絵>
ワットマン F6 神戸北野異人館 広場(彩色途中経過)
神戸、北野異人館(彩色途中経過)

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吉田博・渓流表現

しばらく仕事などが忙しく、記事を書きかけのまま、アップできずに
おりました。以下、再開します。

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御岳峡谷の渓流野外スケッチの記事の中で、線で渓流の水しぶき
を表現した例は、ほとんどないだろうとの思い込みで、どう表現した
らよいだろうかと悩みを打ち明けました。

しかし、もしやと、新版画、自摺りの吉田博の全集を見直したところ、
まさに渓流のしぶきを線描で描いた木版画が載っていました。(代表
例を、<本日の絵>に示します。吉田博については、以前、シリーズ
で、私の魅せられた画家として紹介しました。

この図では、まるで線描なしで、筆で写実的に描いたように見えます
が、近くで見ると、無数の線で、水の流れ、しぶきの形、泡まで、すべ
て輪郭線で縁どられています。そして、水しぶきは、単純な白ではなく、
下に透けて見える岩の色から、影の部分まで、繊細に何回も、色が
摺り重ねられています。

これらの例は、線スケッチにおける水しぶきの描き方の参考になる
かもしれません。検討してみたいと思います。

また、改めて、彼の画集を見直すと、どの絵も、デフォルメは使わず、
一見、写真で撮った画像をそのまま線描化し色を塗っただけのように
見えますが、とても写真では表現できない絵画ならではの詩情を感じ
ます。

それが何に由来するのか、いまだにわかりません。ただ、見ていて心
地よいのです。

私の線スケッチでも吉田博の絵が持つ魅力を、同じように出せたらと
改めて思います。

<本日の絵>
吉田博・渓流代表例(左上:中房川奔流(1926)、左下:渓流(1928)、右:黒部川(1926)
渓流図(代表例)

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御岳渓谷スケッチ(5) 講評会に突入

いよいよ講評会当日です。

前日の色塗りでは、川の深さや岩の影の表現が、もう一つ
でしたので、さらに、その部分だけ、思い切って強く塗り重ね
ました。

川面はこれでよしと、意を決してマスキングの樹脂をはがすと、
「ああ、やはり・・」と、思わず目の前の光景にため息がでます。

うすうす危惧していた通り、川全面真っ白けで、塗り重ねた水
の色とのコントラストが強烈で、目も当てられない状況なのです。
どれだけ、これからこの水の部分を直すのに時間がかかるか
わかりません。

気を取り直し、雲の塗り方を思い出し、水の色を薄く塗り、主要
な水しぶきの部分だけを本来の白に残します。

しかし、結局、荒い筆でマスキングした部分は、誰が見ても不完
全で、それを整えて、仕上げる時間はなく、後ろ髪をひかれる思
いで家を出ます。(<本日の絵>が、この時点での作品です)

さて、会場に到着しました。なんと、AB両クラス合同講評会とある
ではありませんか。いつもの内輪の仲間だけの講評会と違い、甘
えがゆるされません。しかし、悔やんでもあとのまつり、講評会が
始まりました。

講評会での先生からのコメント:

「真正面から、川に向き合っている絵といえる。しかし、焦点となる
ものが定まっていない。どこから目をやればよいのかわからない。
しかし、川の全体に目が動くことになるので、(水を描くという観点
では)これはこれでよいと思う」

と、褒められたのかけなされたのかわからない評価です。

今回は、最初に「水」というテーマが決まっていました。あとで思っ
たのですが、「いつもならば、タイトルにふさわしいカヌーや人物を
もっと大きく描くはず。」

しかしそれは、先生に対する責任転嫁で、言い訳にすぎません。

もともと、当日ちゃんと出席して、今回の野外スケッチの狙いをき
ちんと聞いていない私がいけないのです。「水を描く」というテーマ
があるにしても、練習ではないのですから、テーマを入れながら、
本来の作品としての主題と完成度を目指すべきです。

それができていないのは、自分が悪いのです。このあと、どう完成
させるか、宿題が残りました。

<本日の絵>
アルシュ 全紙 御岳渓谷・カヌー練習場(彩色、講評会持ち込み)
御岳渓谷カヌー練習場(彩色途中)

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御岳渓谷スケッチ(4) 彩色開始

前夜の予定外の会食で、午前中まだ二日酔いの体調のまま、
色塗りを始めました。

一番の難関は、もちろん今回のテーマ「水」の表現です。

1)水のしぶきと流れの動きをどう表すか。
2)逆に、水のよどみや光の反射をどう表すか。
3)水の深みをどう表すか。
4)浅せの透明感はどう表すか。
5)対岸の草木をどう塗ったら、水を際立たせることができるか。

など、これまで味わったことのない課題が待ち受けています。
(以前練習した、六甲の沢や、京都四条の鴨川の流れの絵は
あまり役に立ちません)

とにもかくにも、マスキングです。

しかし、これまでは、空の雲でしかやったことがありません。
水のしぶきを白抜きにするには、細かな筆遣いが必要なのに、
手持ちのマスキング用筆はゴワゴワで、細かい作業に向いて
いません。

が、時間はありません。まあどうにでもなれと、マスキングを開始
しました。

とにもかくにも、マスキングのあと、ひたすら塗り続け、出来上が
ったのが、<本日の絵>です。
このあと、マスキングの樹脂をはがし、水のしぶきと水面の光の
反射の最終表現が待っています。
(続く)

<本日の絵>
アルシュ 全紙 御岳渓谷・カヌー練習場(彩色 途中経過)
御岳渓谷カヌー練習場
マスキングの樹脂が浮き出てくるところまで、水の色をこれでもかと
塗ったのですが、どの辺でとめたらよいか迷います。

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御岳渓谷スケッチ(3) 線描完成

御岳渓谷の線描を完成させました。(<本日の絵>参照)

彩色が間に合うか、心配です。(突然、会食の誘いが入り、
予定が狂いました。)

スキャニングする時間がなかったので、写真にして、彩色を
急ぐことにします。

急流の様子を描くことができるでしょうか?
(続く)

<本日の絵>
アルシュ 全紙 御岳渓谷・カヌー練習場(線描)
御岳渓谷(線描)
この練習場では、岩と岩の間にロープを渡し、色のついた棒が吊り
下げられています。
当初は、省くつもりでしたが、練習場らしさが出るかもしれないと思い
直し描き入れることにしました。

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御岳渓谷スケッチ(2)

このスケッチポイントで描きだしたときには、横で小学生らしきメンバーが、
カヌーの講義を受けていたのですが、一向に、カヌーを漕ぎ出す様子があり
ません。

1時間ほどして、ようやく漕ぎ出したと思ったら、10分程度でどこかに行って
しまいました。

その後、カラフルなカヌーを操る若者が、背後のカヌー宿から降りてきて、こ
れまた15分程度遊んだかと思うと、どこかに行ってしまいました。

御岳渓谷3

どうも同じ場所ではあまり長くやらないようです。

帰るころになって、6人組の、救命ボートのようなボートがやてきて、大きな
声を上げて急流を漕ぎ下っていきました。

      御岳渓谷2 御岳渓谷

いずれにせよ、決定的瞬間をスケッチするのはとてもできそうにないので、
体調もすぐれないこともあり、写真を撮っておくことにしました。

カヌーを描き加えた途中経過を、<本日の絵>に示します。

<本日の絵>
アルシュ 全紙
御岳渓谷(途中2)
カヌーの周りの、波しぶきを描いていないので、印象はもう一つです。
水の描き方で、だいぶ印象が変わりそうです。

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