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桜スケッチポイントを求めて(1) 岡本1丁目

東京では先週から急に桜の開花が進みました。
あわてて、桜を追いかけています。(ただし、近場です)

まず、10日ほど前、世田谷区、瀬田のフラワーランド。
早朝に行ったために、まだ開園していません。

          フラワーランド

そこで、仲代達也の「無名塾」沿いに岡本一丁目付近を
散策です。
すると、もと大きな屋敷あとに立てられたマンションの脇
を通りかかったところ、はるかに不思議な建物を発見しま
した。武家屋敷門です。

          岡本

近寄ると、解説板があります。それによると、まさにこれは、
もと池田藩筆頭家老、伊木家の下屋敷表門で、日産コンツェ
ルン創始者の鮎川義介が譲り受け、都内からこの岡本の地
に、自邸を建てたおりに、表門として設置したとあります。

    岡本大名門 岡本大名門

江戸時代のものですが、状態は良く、特になまこ壁が美しい。

            岡本

結局、同じ岡本にある旧財閥の三菱岩崎家の静嘉堂文庫の
緑地を散策して、フラワーランドに戻りました。

しかし、期待に反して桜の花は咲いておらず、ヒカンザクラの
花びらが地上に散りまかれた光景があるのみでした。
      フラワーランド フラワーランド

<本日の絵>
<本日の絵>は休みます。
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テーマ : art・芸術・美術 - ジャンル : 学問・文化・芸術

色塗り迷っています。(2)

修正は、以下の方針で行うことにしました。

1)基本は墨の色を基調とする。
2)手前の草から遠方の黄金色のユリノ木林まで、彩色する。
3)空の部分が、紙の白で浮き立っているので、薄く墨で色を
  つけてギラギラ感を抑える。
4)あるいは、逆にユリノ木の末端の葉っぱをすべて彩色する。

特に、迷ったのは、3)あるいは4)どちらにするかです。
ぎりぎりまで悩みました。

まずは、前回着色した黄金色と赤の塗りを強めます。

            神代植物公園ユリノ木

そして、結局空の色を塗ることにしました。北斎ばりに藍色にし
ようと、フレンチ・ウルトラ・マリンを薄塗りにしています。
また、空を覆う梢の葉っぱは色塗りではなく、薄墨で塗ることに
しました。

<本日の絵>に最終版の写真を示します。

「白描で完成度の高い絵に一色差すと、それは着彩した絵の
一番下のランクに落ちてしまいます。」
という山口晃氏のいう
とおりになってしまった可能性があります。

もはや、元の白描画には戻れません。しかし、それにもめげず、
今後このようなトライを続けていきたいと思います。
(終わり)

<本日の絵>
神代植物公園ユリノ木

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色塗り迷っています。(1)

昨秋、神代植物公園で描いたユリノ木林スケッチ、一応完成したとして、
年初の記事で紹介しました。


その際、墨を基調とする白黒の絵に色を加える難しさを述べ、一応完成
しましたとご報告したのですが、その後も気持ちは落ち着かず、「駄目も
と」を覚悟して手を加えることにしました。
(一旦完成したとしたスキャニングデータを<本日の絵>に示します。)

以前このブログで紹介した山口晃氏の「へンな日本美術史」に、白描画に
対する大変正鵠を得た章節があります。曰く:
「絵を駄目にする不用意な着色」。

その中に、次のような一文があります。

「絵と云うものは、色を着けた方が完成度が上がるように多くいらっしゃる
かもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。むしろ逆のことも多くて、
白描で完成度の高い絵に一色差すと、それは着彩した絵の一番下のラン
クに落ちてしまいます。」


とまあ、とても怖い内容です。

しかし、怖いもの見たさに、あえて着色を敢行することにしました。
さてどうなることやら・・。
(続く)

<本日の絵>
アルシュ 全紙 神代植物公園ユリノ木林(一応の完成品)
神代植物公園H24秋(縁カット)(縮小)
一応完成したものの、空の紙の白がやけにまぶしい。遠くの
ユリノ木の紅葉(黄金色)も中途半端。手前のユリノ木の梢の
葉を着色したほうがよいのかなどなど、迷いが生じます。

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「若冲が来てくれました」展訪問(4)

さあ、いよいよ若冲の出番です。
第6章「若冲の広場」と、第7章「生命のパラダイス」に大作、小品合わせて、
17点が展示されます。(後期出典も含めて)

<本日の絵>に掲げた6曲一双の屏風の鶴の絵の、墨の濃淡、鋭い線描を
眼で追うと、いつまで見ても見あきません。

しかし、今回の展覧会では、このようによく知られた大作ではなく、「黄檗山万
福寺境内図」や、「伏見人形図」、「芭蕉図」に見られる縦長の紙に収まる斬新
な構図とモダンな描写に魅了されました。

           若冲 若冲

特に、「黄檗山万福寺境内図」は、めったに風景画を描かない若冲としてはめ
ずらしいテーマですが、こぎみ良いリズムと現代的な建物の描写で、とても昔
の人が描いた絵とは思えません。

いずれにせよ、上の3点は、現代のコマーシャルフォトに通ずるものがあると言
ったら言い過ぎでしょうか。

最後に第7章 生命のパラダイスの「鳥獣花木図屏風」ですが、他の若冲の絵
と全く異なるために、頭が混乱するのみです。

これが絵として傑作なのかどうかわかりません。

イマジネーションに赴き描かれているので、アンリ・ルソーを思わせる雰囲気を
持っていますが、どうこの絵を捉えてよいのかわかりません。

素晴らしい色彩感覚を楽しむだけでよいのかもしれません。(あるいは、お風呂
場のタイルの模様として楽しむことができるのなら何と幸せな気分になることで
しょうか・・)
(この記事終わります)

<本日の絵>
伊東若冲 鶴図屏風(図録より)
若冲

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「若冲が来てくれました」展訪問(3)

以下、各章ごとに感想を続けます。

第3章の「はる・なつ・あき・ふゆ」では、作者不明の大きな屏風、
「梁図屏風」が目を引きました。

         若冲

様式化された川浪、徹底して平面的な表現の梁、葉っぱ、土手の
石積みなど、全体的にフラットで、しかも様式化されていて、写実
性は薄いのに、全体として眺めると、本当の世界のように思える。
日本の絵の典型かもしれません。

さらに、酒井抱一の十二か月花鳥図は、酒井抱一らしい典雅な作
品で、見る人の心を和ませます。

第3章のプライス動物園

プライス氏はよほど動物が好きのようで、多くの作品が展示されて
います。

少し、一般的ではないですが、下の長沢芦雪の「神仙亀図」のスピ
ード感あふれる線描に目を奪われました。

           若冲

解説によれば、座敷で即興に描いたのではと推定されています。現
場スケッチの私たちの描き方と近く、親近感が湧きます。

第4章の美人大好きでは、いずれも質の高い作品が展示されていま
したが、個人的には、伝岩佐又兵衛とする「婦女遊楽図」に注目しま
した。

           若冲

金箔の貼り方が独特で、他ではみない効果を与えています。なるほど
又兵衛ならば、このような表現をとっても不思議ではないと思わせる絵
です。

第5章のお話聞かせてのなかで、ハッとしたのは、鈴木基一の「狐の
嫁入り図」です。(<本日の絵>を参照ください)

師匠の酒井抱一の典雅に対し、かきっとした筆致で、確かなイラスト
のような印象を基一の絵は与えます。この狐の行列の絵は、また広重
の名所江戸百景の「王子装束ゑの木 大晦日の狐火」
の絵と同様、こ
の世ならぬ独特の雰囲気を持ちます。
(続く)

<本日の絵>
鈴木基一 狐の嫁入り図
若冲

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「若冲が来てくれました」展訪問(2)

個別に感じたことを以下に記します。
4月9日からの後期に展示される作品を含めると、役100点近い
作品が以下のテーマで分類・構成され展示されていました。

第1章ようこそプライスワールドへ
 <目がものをいう>、<数がものをいう>、<○と△>
第2章 はる・なつ・あき・ふゆ
第3章 プライス動物園
第4章 美人大好き
第5章 お話きかせて
第6章 若冲の広場
第7章 生命のパラダイス

各章の中で気になった作品と感想は以下の通りです。

第1章 <目がものをいう>の中で、長沢芦雪の軍鶏図に惹かれ
ました。

             若冲

その理由は、この絵が本画ではなく下絵だからです。本画の(悪く
言えば)とりすました感じの線に比べ、はるかに活きた線です。この
ような下絵を美術展で見ることはまれです。作者の息吹に触れたよ
うな気がしました。

同じく第1章の<数がものをいう>は、余白が多い日本画としては、
めずらしく画面全体が群像で覆われている絵ばかりで、おもしろい。

中でも、酒井抱一の「三十六歌仙図屏風」、雅煕(まさひろ)の「百福
図」
、中住道雲の「松竹梅郡鳥図」などですが、「松竹梅郡鳥図」には
驚きました。まるで、博物学の図を見ているほどで、とても日本人が
描いたとは思えません。それが、欧米人であるプライス氏に気にいら
れた一つの理由かもしれません。

              若冲

第一章の最後、<○と△>は対比の妙を描いた作品の展示です。

世間的には長沢芦雪の白象黒牛図屏風が有名でしょうが、ほとんど
無名と思われる葛蛇玉(かつじゃぎょく)の「雪中松に兎・梅に鴉図屏
風」の迫力に押されました。(<本日の絵>を参照ください)

線描の鋭さ、力強さに加えて、墨で黒一色に塗られた背景に浮かび
上がる樹肌と雪が鮮やかで洗練された美を感じました。
(続く)

<本日の絵>
葛蛇玉 雪中末に兎・梅に鴉図屏風(図録より)
葛蛇玉

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「若冲が来てくれました」展訪問(1)

仙台訪問にあたり、打ち合わせの前に仙台の変化を見るために、早
めに仙台に到着する新幹線の便の切符を取りました。

            仙台駅

仙台につくなり、観光案内所に駆けつけます。
美術館で何かやっていないかと尋ねると、なんとプライスコレクション
の表題の展覧会
をやっていると告げられました。

プライスコレクションの展覧会は、まったく予想していなかっただけに
びっくり仰天です。喜びいさんで会場の仙台博物館に駆けつけました。

若冲 若冲展 若冲展 

実は、4-5年前(?)東京でプライスコレクションの展覧会があったとき
には行けなかったので、もう二度と来ないだろうと思っていました。
ですから、千載一遇のチャンスを思ったのです。

以下、美術展を見た後の全体の感想と結論をいいます。

 ・すばらしい展覧会です。「高校生以下無料」とありますように、是非
  若い人に見てもらいたいものです。そして、東北以外の地域の人々
  も行って損のない美術展です。
 ・この美術展は、クラーク・コレクションの時に感じたときと同じ感想
  を持ちました。すなわち、有名、無名の画家を問わず、コレクターの
  テイストが感じられるのです。
  私など、聞いたことのない画家の絵が素晴らしい。絵がコレクター
  のテイストに合ったから購入したと思われることです。
  (事実、後から解説文を読むと、プライス氏は、必ず、落款を隠して、
  名前を分からなくし、絵の出来だけから購入を決めたとの事でした)
 ・美術展の名前は、若冲の名前が全面に出ていますが、個人的には、
  酒井抱一、鈴木基一の未見の作品が間近に見ることができたのが
  嬉しい。円山派の作品について考える機会を持てたことも思いがけ
  ず嬉しいことでした。
 ・ただ、昨今これだけ若冲をはじめ、曽我蕭白、長沢芦雪などがブーム
  になると、逆に江戸の絵画が彼らの絵で代表されてしまうのではない
  かとまで感じます。これまで無視されてきた個性的で現代的な作家達
  だからかもしれませんが、逆に従来教科書で、江戸期の代表とされて
  きた作家が脇にやられるのも行き過ぎだと思います。
(続く)

<本日の絵>
マイブック 千代田線電車スケッチ
電車スケッチ(千代田線)128
この絵だけでは何のことやら分からないとおもいます。座席に
座ったとたん、手を顔にしてうつ伏している少女の姿です。
隣に座ったおじいちゃんとおぼしき男性に、「疲れたよー」と
だだをこねている様子です。ですから、後頭部と長い髪しか描
いていないのです。
なお、描き終えた後、二人は降りて行ったのですが、顔を上げ
た少女は、これまで見たことがない美少女でした。ハーフの女
の子であるせいかもしれませんが、それにしてもこの世と思え
ないオーラがある少女でした。


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久しぶりの仙台

3月15日に日帰りで仙台に行ってきました。やく7か月ぶりの
訪問です。

            仙台駅

私が住んでいた一番町のモールも新しい地下鉄の駅が入る駅
ビルの工事が始まり、また長らく空室のままだった場所に、新し
いお店が入るなど変化が感じられます。

     仙台 仙台
            仙台

仙台に住んでいたころには、きちんとスケッチできなかった東北
大学片平キャンパスについても、改めて写真を撮ってきました。

どんどん新しい建物が建つ中で、戦前の建物がまだ残っていて、
窓や入口の小物が残っているとなぜかホッとします。

   仙台 東北大学 東北大学

      東北大学 東北大学

現場スケッチは諦めて、近々写真で描いてみたいと思います。


<本日の絵>
マイブック 千代田線人物スケッチ
電車スケッチ(千代田線)127
若者の眼のあたり、何回も描き直したらなんとも
怖い顔になってしまいました。

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馬事公苑内にあるデザイン小物について(3)

さて、苑内を周遊して、前回の記事で紹介した障害のデザイン以外に、
いろいろな形のデザイン小物を見つけましたので、以下紹介します。

(1)厩舎のドア、風見鶏、表示いた、門

CIMG1448.jpg CIMG1523.jpg CIMG1537.jpg

       CIMG1461.jpg CIMG1506.jpg

              CIMG1535.jpg

(2)鉢植え用馬車
CIMG1525.jpg CIMG1526.jpg CIMG1527.jpg

        CIMG1529.jpg CIMG1530.jpg

いずれも、カラフルスケッチの小物として使えそうです。

最後に、正門横の守衛さん用の建物。

              CIMG1533.jpg

建築年数は新しいのですが、建物の雰囲気が明治期の洋館風です。
(この記事終わり)

<本日の絵>
マイブック 千代田線人物スケッチ
電車スケッチ(千代田線)126
電車に乗り込んで、座った若い女性。両手を組み
合わせたところをスケッチしました。

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馬事公苑内にあるデザイン小物について(2)

以前から、馬の競技の世界は華やかだと思っていましたが、それが何に
由来するのか分かっていませんでした。

馬事公苑の正門を入って左側の馬場では、大学生の部活なのか、障害
競技の練習をしているのが見えます。

             馬事公苑馬場

障害が数多く並べられているのですが、それが鮮やかにペイントで彩られ
ているのです。そして、周りは真っ白の柵。それが、どこか日本とは違う
テイストを感じさせます。

おそらく、欧米の家屋の白窓とペンキによる鮮やかな色彩を思い出させる
からだと思われます。

      CIMG1509.jpg CIMG1510.jpg
      CIMG1508.jpg CIMG1511.jpg

馬場の横に、障害の置き場があったので、近くに寄って撮影しました。
なかなかカラフルな模様です。一体誰がデザインしたのでしょうか。世界中
で共通のデザインなのでしょうか。ふと疑問がわきました。

      CIMG1513.jpg CIMG1512.jpg
      CIMG1516.jpg CIMG1514.jpg

いずれにせよ、競技中の人馬を入れて、この障害をいれれば、カラフルな
スケッチが出来そうです。
(続く)

<本日の絵>
マイブック 千代田線人物スケッチ
電車スケッチ(千代田線)125
いつもの通り、本を持つ手に注目してスケッチです。

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