ついに最終日(4) 思いがけない訪問

S夫人が帰られた後、突然ドアがあき、大柄な男
性が入ってきました。

逆光のために、黒いシルエットだけで、誰なのか
分りません。

けれど、見覚えのある体型と、その男性が声を出す
と同時にどなたであるか、すぐにわかりました。

       ASさんです。

永沢まこと新宿教室(Bクラス)の生徒さんで、確か
合同野外スケッチ教室の時にお会いしたのが初め
てですが、それ以前から、スケッチを毎日のように
アップされているブログ
を拝見していて存じ上げて
いたのでした。

それにしても、仙台まで来ていただくとは、とても予
想していませんでした。驚きました。大歓迎です。

聞けば、山形(蔵王)での法事の帰りとのこと。最終
日ということで、仙台までわざわざ立ち寄られたとの
ことでした。感謝の気持ちで一杯です。

ブログ上では、お互いのスケッチに対するコメントを
交わしているのですが、やはり対面でお話しすると、
背後にある具体的な悩みや今後のスケッチに対する
想いなどを伺えて、大変貴重な時間を過ごすことが
できました。

これも、個展を開いた賜です。

<本日の七夕飾り和模様>
         七夕和模様32
これは、前回の模様に比べて、紙とは思えない派
手さです。松、竹、桜など同じ素材を使ってもここま
で、きらびやかに出来るのかという思いです。それ
でも、金、赤(朱)、黒、白、緑(碧)からなる配色は、
典型的な「和」の配色の法則を外れていない。

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ついに最終日(3) 思いがけない訪問

東京の三人のスケッチ仲間を見送った後、思いがけない
お二人の訪問を受けました。

お一人は、すでに最初の週においでいただいた、下澤木
鉢朗版画展を主催されたS夫人


二度もおいでいただいたのです。
軽い昼食を食べながら、お話を伺いました。S夫人も水彩
を習っておられ、先生は長年茅ヶ崎に在住し、最近故郷
(青森県だったか?)に戻られた著名な方とのことです。

ただ、仙台では地元の先生の力が強く、生徒はなかなか
増えないとのことでした。

S夫人は、普段からいろんな分野にご興味をお持ちのよう
です。驚いたのは、詩人に与える大変名誉なH氏賞の受賞
者が仙台にいるというのです。しかも日本人ではなくて、
中国出身の方です。
(後で、調べましたら、第60回受賞。田 原(ティアン・ユア
ン)氏、「石の記憶」という作品でした。)

最近、その方の詩の朗読会に出席し、大変感激したとのこ
と。

H氏賞のような著名な賞に、外国人が受賞するとは、大変な
ことと思います。リービ英雄の例もあるので、驚くほどでは
ないと言われる人もあるかもしれませんが、日本人の自分
が英米の文学賞をとることを想像すると、やはりとんでもな
いことだと言わざるを得ません。

仙台在住の著名な文芸家として、作品も読んでみたいと思
いました。
(続く)

<本日の七夕飾り和模様>
    七夕和模様30 七夕和模様31
前回の記事でご紹介した模様の色違いです。三つともに並
べるべきでした。全体に地味ですが、吹き流しとして用いる
と、それはそれで主張しない美しさがあったように記憶があ
ります。

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ついに最終日(2) スケッチ仲間が来てくれました

最終日の朝一番、東京からわざわざ、三名のスケッ
チ仲間が訪ねてくれました。

もと、永沢まこと池袋、新宿教室OBのmakiさん、池
袋教室のckさん、chinatsuさんです。

仙台駅に、午前10時過ぎ着、そのままタクシーで会場
に来ていただいたので、10時半には到着です。

少し、開場には時間があったので、皆さんを近くの東
北大学片平キャンパスをお連れしました。
幸い、天気は快晴(少々風は寒かったですが)、正門
前の銀杏の巨木の黄色が目にまぶしい。
(あとで、chinatsuさんがスケッチすることになりま
した)

午前11時カフェが開いたので、さっそく戻ります。少し
早めの昼食をとることになりました。久しぶりの、スケ
ッチ談義です。

本当に、同じ道を志す仲間とは、年齢を忘れて語り合
うことが出来るのが不思議です。
全員、「TOKYO三十六景展! final」の出展者なので、
自然と三十六景展の話になりました。中でも、500枚以
上集まった来訪者のアンケート投票結果が分かったの
です。

なんと、仲間内で投票したときの一位の方ではなく、一
位は、ckさんだったとのこと。投票する方の立場で、も
のの見方に大きな違いがでることを示しています。

さらに話は、教室の気質の違いに移り、新宿教室の「き
まじめさ」、池袋教室の「いいかげんさ?」に話題がもり
あがりました。

などなど、話が尽きないので、スケッチする時間がなくな
りそうです。

さっそく各人、別々に分かれてスケッチポイント探しです。
ここからは、孤独の闘い。これがスケッチの醍醐味かもし
れません。

ckさんとは、近くの瑞鳳殿までご一緒しました。伊達政宗
までさかのぼる杉林の中に、逆光に輝く紅葉の葉に秋たけ
なわを感じました。
    瑞鳳殿 瑞鳳殿2

<本日の七夕飾り和模様>
        七夕和模様29
これは、もう一つですね。悪くはないですが、あまり
コメントするところがありません。紹介のみに留めま
す。

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ついに最終日(1)

ついに、個展の最終日が来ました。

長いようで短い、短いようで長い。これが率直な
感想です。

とりわけ、終日在席した休日は、様々のお客さん
との交流で、大変濃密な時間を過ごすことができ、
思い切って個展をやってよかったと思いました。

おいでいただいた皆様、

ありがとうございました!


<本日の七夕飾り和模様>
       七夕和模様28
模様で埋め尽くされる柄よりも、白地の余白
がめだつこのような柄に日本を感じます。
神道のすがすがしさと通ずるような・・・。

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個展はお休み。

23日の水曜日は、個展会場のカフェの定休日です。
個展が続いている間は、何となく毎日あるように思
ってしまいます。

久しぶりに、街にでかけました。(正直を言いますと、
借りた本の締め切りがとっくに過ぎていたので、出か
けざるを得なかったのです)

仙台の商店街を歩くと、休日には何がしかイベントを
やっています。この日は、地元の食まつりをやってい
ました。

 イベント イベント

仙台メディアテークに近づくと、隣接していた、明るい
イタリアレストランの面影はもはやなく、あらたに、コン
ビニの店舗の新設工事が始まっていました。そうであ
れば、はやめにスケッチをしておけばよかったと思いま
す。

         メディアテーク横お店

メディアテークでは、美術展を見、さらにロートレックに
関する本を2冊借り出して、家に戻りました。

<本日の七夕飾り和模様>
         七夕和模様27
プリントなのでしょうか? 花の輪郭と色の範囲が一
致しません。それが味わいを出しています。

でも、自分なら律儀に輪郭に沿って塗ってしまいま
すが。

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初個展、絵を差し替えました

20日の日曜日は、雨が上がりました。朝一番にカフェに
かけつけ、ある作業をはじめました。

展示の入れ替えです。

今回、おおよそ額の大きさをはかって、全部で21点の絵を
用意したのですが、予想があまく、4点ほど飾ることが出来
なかったのです。

そこで、1週間展示後、入れ替えることにしたのです。
仙台の絵が割をくっていたので、東京の絵を、主に下ろす
ことにしました。

さて、入れ替えは無事終わって、あとはお客を待つだけで
す。

この日は、常連客の若いカップル以外に、午後、わざわざ
岩手から車で駆けつけてくださった奥さんの訪問を受けま
した。

ホームページを見てこられたとのことでしたが、よくお聞
きすると、1週間目にご訪問いただいた盛岡のHさんのお知
り合いの方でした。

数年前にカフェを開いたとのことですが、仙台まで、コー
ヒーや紅茶の入れ方を習いに、この会場のカフェの前の道
を何度も通ってかよっていたとのこと。

本当に、いろんな方にお会いできるものです。
エキサイティングですね。

<本日の七夕飾り和模様>
        七夕和模様26
扇面の中の模様が少々大きい気がしますが、それでも
白地の紙に、扇面が映えます。扇面の中に、必ず、白
の模様があるのが白地に映えさせているのかも。

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初個展、中盤にさしかかりました

19日の土曜日、初個展が1週間経ちました。
朝から雨です。初個展の初日は晴天で、次々と
人々が訪れましたが、打って変わって、まったく
人々が訪れません。
天候一つで、これほど客の入りが変わるのかと
少々驚きました。

ようやく、午後雨脚が弱まったころ、一人のご
婦人が訪れました。
どうやら、常連客のお一人のようですが、大変
熱心に絵をみていただきました。あろうことか、
用意したポストカード12枚をすべて買っていた
だいたのです。

お話をよく聞くと、近くのご自身の家は、被害は
少なかったのですが、なんとご実家は、海のそば
で壊滅してしまったというのです。幸い、家の方
は高台に逃げ延びたとのことです。
けれど、津波予報は、最初6mと聞いたのに、実
際は、さらに十数m上だったとのこと。

やはり、ここ仙台ではどなたでも震災の被害が及
んでいるようです。

<本日の七夕飾り和模様>
          七夕和模様25
よくわかりませんが、友禅染の着物を思い起こさせ
ます。
緑の模様の部分は、おそらく何らかの葉っぱなので
しょう。が、分かりにくい模様です。

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トゥールーズ・ロートレック展(3)

4)配色だけでなく、線描だけの白黒バージョンと彩色版
  →wikimedia commonsの絵が見いだせませんでした。

5)人物の描写は、いずれも辛らつな印象を受ける。
  →下の有名人の顔(左二つ、右)や、大げさな衣服
   (右から二つ目)

ロートレックポスター17 ロートレックポスター3 ロートレックポスター9 ロートレックポスター7

  けれど、美しく描いている例もあり→下図。

     ロートレックポスター12 ロートレックポスター13

6)人物だけでなく動物描写にも非凡
  →wikimedia commonsの絵が見いだせませんでした。

<本日の絵>
マイブック 国際展示場(お台場)SUBWAY
国際展示場SUBWAY297
出張先の国際展示場近くのSUBWAYで、昼食時の風景を描きました。
久々のマイブックスケッチです。数年前に来た時と比べて、かなりの
お店が入れ替わっていました。

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トゥールーズ・ロートレック展(2)

ここでは、前回の記事で述べた感想に相当する絵を、
wikimedia commonsに載っている展示されていた絵を
紹介しながら説明します。

1)ロートレックの若き日のデッサン→wikimedia commons
  にはありませんでした。
2)リトグラフの大判のポスター、筆の筆圧、あるときは太く、
  あるときは、細く、人物を形作る線。体全体で描いた線。
  →下の大判ポスター。この役者の服装の線がよくて目を
   近づけてみてしまいました。
       ロートレックポスター5 ロートレックポスター
  
3)リトグラフでは、試し刷りや、色違いバージョンがいくつ
  かあり、ロートレックがいかに、配色に注意したかがわ
  かります。
  →左の絵は、実は色違いなのですが、wikicommons
  には一つしかありませんでした。右の図も含め、真ん中の
  男性全身を色違いにするのはインパクトがあります。

  ロートレックポスター16 ロートレックポスター10 ロートレックポスター2
(続く)

<本日の七夕飾り和模様>
           七夕和模様24
図案的な花ではなく、写実的な描写の花があるために、
装飾の単調さからまぬがれています。
白い繊維が散らされた朱色の地は、日本の伝統的な赤
壁を思わせます。

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トゥールーズ・ロートレック展(1)

15日から3日間、東京に出張のため、記事を書くことが
できませんでした。

昼休みの時間を利用して、丸の内の三菱一号館美術館で
開催中のロートレック展を見に行ってきました。

以前から、東京駅で降りるたびに、ポスターに惹かれて
いたのですが、予想にたがわず、満足する内容です。
「線スケッチ」を志す者は、是非見ていただきたい美術展
だと思いました。

   ロートレック展 ロートレック展2

いつものように、感想を以下にまとめます。

1)ロートレックの若き日のデッサンが展示されていまし
  た。見事なデッサンです。これが、後の版画の自由な
  線の造形のもとだと思うとよく見つめてしまいました。
2)リトグラフでありながら、大判のポスターなどを目のあ
  たりにすると、筆の筆圧、あるときは太く、あるときは、
  細く、人物を形作る線にほれぼれします。体全体で描
  いた線ということがわかります。
3)リトグラフでは、試し刷りや、色違いバージョンがいくつ
  かあり、ロートレックがいかに、配色に注意したかがわ
  かります。
4)配色だけでなく、線描だけの白黒バージョンと彩色版
  がみられるのはうれしい。線スケッチでは、いつも線描
  の方がよかったという議論がときどき起こるからです。
5)ポスター中心の今回の絵では、人物描写が多く、ロート
  レックの魅力を余すところなく感じることができます。
  特に、人物の描写は、いずれも辛らつな印象を受ける
  のはなぜでしょうか。描かれた本人は、心穏やかでは
  なかったのではと思わせます。
6)一方、ルナールの博物誌の挿絵を今回初めて見ました
  が、ロートレックが、人物だけでなく動物描写にも非凡
  なものを感じました。(表情、存在感などを感じるので
  す)
(続く)

<本日の七夕飾り和模様>
          七夕和模様23
ぼたんのような花や梅の花と笹の葉という文様もさりな
がら、扇状の枠を重ねるところが和のテイストとなるの
でしょうか?

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