ござ九 盛岡探訪(5)

盛岡探訪の最後の記事にします。

岩手銀行旧本店を出てすぐ隣、川沿いに、昔の豪商の建物が
あります。名前は「ござ九

正面も迫力があるようですが(実は、正面は行っていません)、
中津川沿いの建物の風景は、スケッチ心を誘います。
数多くのスケッチャーが描いていることでしょう。

ござ九 ござ九2 ござ九3

特に対岸からの風景は、パノラマで描くと、江戸(ござ九)から
明治(岩手銀行)へ一望できるスケッチのイメージがわいてきま
した。

            ござ九4ござ九5

機会があれば、次回描いてみたいと思います。

が、今日はココまで。100円巡回バスで盛岡駅に戻り、新幹線で
一路仙台へ。

<本日の七夕飾り和模様>
               模様13
典型的な鶴の文様。ただ、鶴が若干モダーンなような。

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人物ロッキー(新宿スケッチ教室)

盛岡探訪は少し休んで、27日(土)の新宿スケッチ教室の
人物クロッキーを紹介します。

昨年からでしょうか、教室では、人物スケッチの訓練が多く
なったような気がします。

とにかく、最初のころは本当に苦痛でした。人間は動物だと
いうことを、否が応でも思い知らされます。

今回は、女性ヌードでしかもムービングクロッキーです。
立ち姿から床にふせるまでのスケッチを示します。

ヌード6 ヌード5 ヌード4

ヌード3 ヌード7 ヌード2 

毎回思うのですが、クロッキー帳の紙の上をすべるペンの
感触が、緊張感とあわさるせいか、大変気持ちよく感じます。

ともあれ、苦しくてしかも楽しい時間をすごせました。

<本日の七夕飾り和模様>
          模様12
小紋のような、小さ花。灰色の地に赤紫、黒、薄ピンク色の花びら。
こういう色使いはまだしたことがありません。


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岩手銀行旧本店内スケッチ 盛岡探訪(4)

中に入ると、入口の天井からして、装飾がほどこされ、一気
にクラシカルな雰囲気に浸ります。

       旧岩手銀行本店4 岩手銀行旧本店内

おずおずと商売の邪魔にならないように、銀行の待合の長椅
子に座って、内部を眺めていると、窓口の女性に声をかけら
れました。何事かと近づくと、パンフレットを渡して、ゆっくり見
てくださいとの優しい言葉。腰を落ち着けてみることにしました。

カウンターごしの建物内部の風景は、まさに三菱一号館のカフ
(元銀行)と同じです。
三菱一号館の設計は、ジョサイア・コンドル。この岩手銀行本
店の設計は、コンドルの弟子の辰野金吾。弟子は、先生を真
似るのはいつの世でもおなじようです。(実際には、葛西萬司
の共同設計。このコンビは、東京駅を次に設計しています)

余談ですが、昔京都で下宿していた家主のおばあさんの、亡く
なったご主人は、辰野金吾の直弟子。ご主人が、京都帝大のレ
ンガ造りの校舎をほとんど設計したことをよく聞かされました。

なんとなく内部のスケッチをしたくなりました。ひたすらスケッ
チに励んでいると、突然メガネをかけた男性銀行員が、申し訳
なさそうな顔で話しかけてきます。

なんと、もう閉店だというのです。銀行としては、3時で閉めな
ければならないのに、訳も分からない男がひたすら陣取ってい
るのに大弱りだったようです。

ひたすらあやまると、いやそのようであれば、もっとスケッチを
続けていいですよと親切にいうのですが、内部の写真を撮らせ
ていただき、あわただしく裏口から退出しました。
(途中までのスケッチを写真に示します)

           岩手銀行内部スケッチ

裏口まで、その男性社員は案内してくれましたが、聞けば、来年に
は改築が始まり、この場所を明け渡さなければならないそうです。

せっかく、こんなおしゃれでかっこいい職場を明け渡さなくてはい
けないなんてと、残念に思い、ほめちぎったのですが、この流れは
変えられないようです。
(続く)

<本日の七夕飾り和模様>
           模様11
絣の着物を思いおこさせる柄と色ですが、パッチワーク的な
デザインは伝統にあるんどえしょうか?

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岩手銀行旧本店 盛岡探訪(3)

江戸初期の擬宝珠(前回の記事で思い出せなかった名前を思い
出しました)のある橋を引き返し、中津川河畔を逆に進むと、対
岸に学校の校舎が見えます。

           盛岡、中学校

コンクリートの建物ながら、屋根をつけた木造風のデザインが、
目を引きます。対岸のお城の雰囲気とあわせたのでしょうか。

さらに河畔の道を進み、お城を過ぎ、左に図書館を見るころから、
右手前方に、東京丸の内の三菱一号館を思い起こさせる、重厚
な赤レンガ造りの建物が見えてきます。

盛岡の観光のもう一つの目玉、「岩手銀行旧本店」です!

けれど、どこか変です。他の明治時代の明治時代の建物が醸し
出す、もう仕事が終わった感がまったくありません。やけに
なまなましい。おれは生きているよ!という感じです。

なぜだろうとよくみると、納得です。建物に取り付けられた大きな
看板、「岩手銀行」が明治時代のそれではなく、まったく現代その
ものなのです。さらに、入口には、銀行の案内の表示箱が陣取っ
ているうえ、せまい入口の扉をあけて次々入っていく人々は、観
光客ではありません。

旧岩手銀行本店 旧岩手銀行本店2 旧岩手銀行本店3

そう、ここは観光施設でも文化財施設でもありません。岩手銀行
中ノ橋支店です。まさに現役の建物なのです。
(続く)

<本日の七夕飾り和模様>
             模様10
黒、白、茶に金と4色の配色からなっています。全体の基調としては、
黒地に金の印象が強い図柄です。
思うに、これまで紹介してきた仙台七夕飾りに使われた吹流しの和
模様は、4つの色の配色が多い気がします。色は多く使わず、和模
様に使われる模様をちりばめる形式です。。
このケースでは、青海波、竹、梅の花、桔梗(?)、菊(?)などの花、
松葉そして、全体に八橋でみられるような、非対称で斜めの枠取り、
これらがあいまって和模様をなしているように思います。

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二の丸から本丸へ 盛岡探訪(2)

何の予備知識ももたないまま、訪れてしまったので、ひたすら
自分の目で、スケッチポイントを探すことになりました。

たった今、ウィキペディアで「盛岡城」を調べてみると、今日まで、
「盛岡城跡公園」だと思っていた公園の名前は、実は愛称で、正
式には「岩手公園」だということ。ややこしい事情があるようです。

盛岡城は、全体の規模は大きくありませんが、重層的に表れる
石垣に、つい目を奪われます。解説文をよむと、この石垣が、ど
うやらお城の「売り」のようです。
二の丸から本丸へ向かう途中の見下ろす石垣も、スケッチしたく
なる場所が見つかりました。
とはいえ、まだ盛岡に来たばかり、今回は我慢です。

            盛岡城スケッチポイント

朱色の橋を渡って、本丸に入ると、広場になっており、周囲の土手
から、盛岡市内を一望できます。
石川啄木だったか、宮沢賢治だったか忘れましたが、高校生時代この
お城にのぼって青春の日々を過ごしたようです。

   盛岡城二の丸 盛岡城二の丸2

本丸から、元と違う道を下ると、また石垣が現れます。石垣の縁を
よくみると、微妙にS字にカーブを描いているのがわかります。あま
り、見られないカーブで、これがもう一つの石垣の魅力になってい
ると思われます。

           盛岡城石垣ライン

さらに、下に下って中津川河畔の道に出るとそこは、遊歩道になっ
ています。

宮沢賢治の詩碑や、(下の写真)

          賢治

江戸時代初期から今にのこる、国の重要文化財の欄干飾り(下の写真左)、
宮沢賢治の下宿跡、新渡戸稲造の生誕地を示す案内表示が現れました。

  ギボウシ CIMG6687.jpg
(続く)


<本日の七夕飾り和模様>
           模様9
地味です。が、海老茶に白だけでなぜ和の雰囲気がでる
のでしょうか。

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盛岡城散策 盛岡探訪(1)

8月15日の記事で、高橋広 ペンスケッチ展 「負けねべし!」
のために北上市を訪れたことを書きました。

当初、展覧会を見た後は、北上市を詳しく散策するつもりでした。
しかし、どうも北上市は、新興の街らしく、あまり歴史的史跡は
ないようです。

少し、当惑しましたが、よく考えると盛岡市まで、JRでわずか一
時間足らずということに気がつきました。北上市からは、かなり
頻繁に列車が出ています。

というわけで、さっそく盛岡市に出かけることに決めました。
のんびりと1時間列車に揺られて盛岡駅に到着。
(列車に、大きなくずもの入れがあるのがおかしい。(写真左))

     盛岡へ、鉄道 CIMG6660.jpg

お昼御飯を食べた後、100円で乗れる循環バス「でんでんむし」
で盛岡城跡公園で降車です。バス停の目の前に、石垣がそびえ
ています。石垣だけでも、風格を感じるお城です。

     盛岡城石垣 盛岡城石垣2

神社の横から二の丸の方へ向かいました。

     盛岡城2 盛岡城3


<本日の七夕飾り>

            模様8

扇を散らした典型的な和の文様。地の鼠色に対し、赤、青、
緑と金の輪郭が映えます。色合いもよし。





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日本橋小伝馬町界隈  「ダイニングマサラ」訪問

霞ヶ関-日比谷-銀座ー東銀座-築地-八丁堀-茅場町-人形町-小伝馬町

以上は、先週某日、霞ヶ関で日比谷線に乗り換え、小伝馬町で降り
るまでの日比谷線の駅名です。こうやって見ると、日比谷線の大半
の駅名が、由緒正しき江戸の土地名であることに、はじめて気がつ
きました。しかも銀座以降の駅名は、なんという江戸下町情緒豊かな
(と勝手に思う)駅名でしょうか。

今に至るまでまったく気がつきませんでした。

小伝馬町で降りた理由をご説明します。
日傘の女性をスケッチしたあと、有楽町で来る「東京三十六景展」の
スケッチをしていたとき
に、とあるご婦人に声をかけられました。(そう
いえば、7月のスケッチの時も同じ場所で声をかけられました)
日曜写真教室の帰りで、つい声をかけてしまったとのことでした。

私もいつもの調子でこれは貴重な意見をもらえると、書きかけのスケ
ッチや、7月のときのF10の色塗り作品を見てもらい、書きかけ途中の
全紙スケッチの感想をいただきました。最後には、厚かましくも自分
のブログも見ていただこうと紙に書いてお渡ししたのでした。

という経緯で、数日後その方(Kさん)からブログにコメントをいただき、
実は小伝馬町で「ダイニングマサラ」という、お昼はカレーを中心に出さ
れているお店のご主人だということが分かりました。

そこで、東京出張の折に訪問したというわけです。

小伝馬町を降りるなり、目の前に碑が現れました。

       日本橋小伝馬町地下鉄出口 日本橋小伝馬町地下鉄出口2

伝馬町と言えば、牢屋。吉田松陰の終焉の地といわれれば、あらため
て認識されます。(世田谷区役所の近くの松陰神社も同時に思い出され
ます)
さらに、何かスケッチポイントはないだろうかと周りをうろつきますが、残
念ながら、土地名はあるものの皆ビルの風景のみです。わずかに、古い
家が残っています。が、スケッチをしたくなるほどではありません。

        日本橋小伝馬町 日本橋大伝馬町

大通りから少し入ると、ありました。「ダイニングマサラ」。

              マサラ

予告なしで、行ったのですが、Kさんが確かにおられました。娘さんまで紹
介していただき、インドカレーをいただくとともに、持参したSMサイズのスケ
ッチを見ていただきました。いわば、おしかけ展示です。

本格的なカレーをいただき、感謝しつつお店をあとにしました。一言でいえ
ば、大変アットホームなお店でした。Kさんの明るい人柄がそう思わせるの
でしょう。

<本日の七夕飾り和模様>
              模様7
前回の七夕飾り和模様と同じ、桜の花です。しかし、いかにも地は渋い。
色合いが桜のピンク、白とマッチしているように思います。

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最大の謎ローマ人 大英博物館古代ギリシャ展 (4)

さて、展覧会の感想は、前回の記事で終わりにしたかった
のですが、昔から解けない謎で、しかもこれまで納得のい
く回答を見たことがない疑問を述べて、最後にします。

実は、前回の記事で取り上げて、素晴らしいと褒め続けた
この展覧会で展示された大理石の彫像はことごとく、ロー
マ時代のコピーです。

あれほど「にせもの」をよってたかって非難し、排除し、二束
三文の価値しかないという現代の美術批評からすると、とて
も奇妙なことだと思われませんか。
(東京テレビの「開運!なんでも鑑定団」がそのいい例です。
偽物の時の非情な値段を見てください)

ところが、不思議なことに、どのような美術史の碩学といえど
も、そこに深く言及することなく、ローマ人のコピーイコール
ギリシャ彫刻という前提で、議論をすすめています。

実は、私が問題にしているのは、このことではありません。
もう一つの謎は、ローマ人そのものです。

彼らの身にすれば、後世の私たちに偽物作りがうまいと言わ
れているようなものです。いや、完璧な偽物作りだと言われて
いるのです。

何故、ローマ人は自分の様式を生み出さなかったのでしょう
か?あれだけの大規模土木、建築美を生み出したにもかか
わらず。

「ローマ人よ、いったいおまえは何を考えているのだ。悔しく
ないのか。」

といいたくもなりますが、ここまで、かたくなにギリシャ彫刻を
完全にコピーし、自分様式を拒否する民族も不思議です。
(日本人なら、外国から取り入れるやいなや、自分様式に作り
変え始めてしまうのに)

<本日の絵>
SM ワットマン 仙台ジャズフェスタ演奏風景
仙台ジャズフェスタ207
ピアノ奏者以外は、服装の色を忘れてしまったので、
勝手に塗りました。しかし、どうしても実物の色を探
してしまう自分がいます。

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完全美の脅威 大英博物館古代ギリシャ展 (3)

もともと、具象彫刻は苦手で、展覧会でも何となく横目に見ながら
通り過ぎてしてしまいます。

その理由としてこれまでは、2次元の絵に比べて、作者の個性が分
かりにくいからと思っていましたが、教科書で習った、ギリシャ彫刻
の、写真で見ても感じるあの完成美と無意識に比べていたからでは
ないかと、この展覧会を見て思い直しました。

それほど、展示された彫像は、見事な彫像ばかりです。

目玉になっているのはこの円盤投げ像(下の写真左)ですが、疑問
がわいてきました。写真右の像は、ギリシャ彫刻初期のクーロス像
と言われるものです。アルカイックスマイルをたたえ、いかにも初期
のたどたどしい彫像というたたずまいです。


     ギリシャ彫刻 ギリシャ彫刻2

ところが、我々がギリシャ彫刻と思っている人体の理想美に近い彫
像が現れるのは、このクーロス像からわずか100年程度しか経って
いないのです。まさに突然あらわれるという感じです。

驚くべき変化だとは思いませんか?しかも、この完成された姿は、
それ以降500年間、ヘレニズム文化を経てローマ帝国が現れるまで
ほとんど技術的には変わらず継続されるのです。

さしずめ、現代の日本のテレビ番組の、宇宙人が地球に降り立ち、
ギリシャ人に教えたのだというストーリーにする例にびったりです。

あるいは、むりやり理由を探すならば、現代の科学用語の、「非線
形・非平衡
相転移」という概念にあたるのでしょうか。いずれにせよ、
多くの自然現象や「生物」を定義づける物理現象に対する概念とは
いえ、もしそれが人間の文化にも当てはまるとすれば、大変興味深
いことです。

展示された彫刻の中でドキッとさせられた作品を下に紹介します。
まず、「クリュシッポス肖像頭部」(下の写真左)。

     ギリシャ彫刻3 ギリシャ彫刻4

この写真では、デッサン教室にある、いかにも典型的なギリシャ彫
刻のように見えますが、それらが持つ神々しさとか、理想美とかで
はなく、実物は、特に正面から見ると、「リアル」な人物の性格が
出ていて、他の作品とは一線を画す作品に感じました。

さらに、強いインパクトを受けたのは、写真右の「水差し」です。
わずか、10cmのこのブロンズの黒人少女像は、大変なオーラを放
っています。
いくら眺めても、これが紀元前2-3世紀の作品とは思えません。少
女の表情の表現は、現代のそれです。佐藤忠良の彫刻を思い出し
ました。(まだ、記事にしていないのですが、佐藤忠良記念館が宮
城県美術館にあります)
(続く)

<本日の七夕飾り和模様>
      模様6
これは、金地に白、ピンク、赤、緑による配色ですが、
桜の花が、グラデーション効果で美しい。
白い花、白・ピンクの花、ピンク・赤の花を配し、全体
をみると白から赤にグラデートしているのですが、この
ようなグラデーション技法は、昔の和模様にあったのか
どうか知りません。

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古代の線描の謎 大英博物館古代ギリシャ展 (2)

すでに、前回の記事の感想の中で書きましたが、この
古代の壺の線描を見ているうちに、不思議な感じを受
けました。

展示されている壺は、大小様々です。中には、人の丈
ほどの大きさのものがありります。

赤地に黒の像で描いた黒像式、黒地に赤の像で描いた
赤像式、どちらもギリシャ様式の陶器の典型ですが、
その線描はいずれも素晴らしい。

中でも、赤像式では、絵付けの職人の筆さばきが、その
まま現れていて、線スケッチを描いているものとしては、
たまりません。
(下の写真、着物の線や、文様をご覧ください)

                         ギリシャと壺絵2

これらが、いずれも紀元前500年前後に描かれた絵な
のです。紀元2000年代に生きる自分が、このような線
を描くことができない。
一体、美術(技術といった方がよい?)における「時間」
はどうなっているのか。
「不思議な感じ」を抱いたというのは、以上のような理由
です。
(それを言うなら、書聖の作品を超えられない現代の書
家も同じかもしれません)

確かに、江戸時代の陶磁器の絵付けを見ても、多数の
職人が、ある様式で同じ絵を大量に陶磁器を生み出し、
海外にまで輸出している例があります。
それは、あえて言えば、花鳥風月、文様のように様式化
されているものが多いからかもしれません。

ギリシャの壺の絵のモチーフも、ある意味では様式化し
ているのかもしれませんが、花鳥風月とは程遠い、様々
な姿勢を取る人物(神)像です。
いったい人物描写は、人が違ってもここまで水準高く同
じように描けるものなのだろうかという疑問がどうして
も浮かんできてしまいます。

まあ、これは素人の素朴な感想で、美術史的には、すで
に解決済みの問題かもしれませんが・・。
(続く)

<本日の七夕飾り和模様>
          模様5
地の文様は、典型的な和模様で、色も渋いですが、白で描か
れた花模様は何でしょうか?まるで西洋リースの模様のよう
な。一方、桔梗の花のようにも見えます

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