塩竃港被災 震災後の仙台生活(29)

塩竃神社の桜をみてから、いよいよ塩釜港に向かいます。

途中、昨年、ご紹介した古民家はの被災状況を見てみまし
た。状況は個々で大きく違います。
完全取り壊しがあると思えば(左写真)、同じ場所なのに、
びくともせず残っている商家もあります。(写真右)

塩竃被災古家 塩竃古家

本塩竃駅にもどりました。駅前のタクシー乗り場の花壇の
さつき(どうだんつつじ?)は枯れはて、海水が押し寄せた
ことを物語ります。

        塩竃イオン前 

イオンのモール街から港へ向かうことにしました。

ガード下を抜けて駅の反対側に抜けた途端、もはやそこは
ひたすら静寂の空間しかありません。

荒涼たる駐車場に、放置された壊れた車。無用に建つモー
ル。長大な建物だけに、ひたすら荒涼感が際立ちます。

  塩竃イオン前駐車場 塩竃イオン

そして、港に到着ました。のっけから、あの祭り用の船が、
岸壁に乗り上げています。見渡せば、かしこに船が乗り上
げています。

塩釜港被災7 塩釜港被災 塩釜港被災5

やはり、他所にくらべれば高さが低かったとはいえ、大
きな津波が押し寄せていたのです。
荒れ果てたままの海岸公園を歩いて、駅に戻りました。


本日の和模様>
塩竃神社文様8 塩竃神社文様9 塩竃神社文様10
塩竃神社での模様はこれで終わります。
左から。しめ縄につける例の紙(名前はしりません)、お守り
の文様。蹄鉄の形。もちつきのウサギ。「うまくいく」お守りと
「つき」のお守りだそうです。

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塩竃神社桜三昧 震災後の仙台生活(28)

次々と珍しい桜が続きます。この時期なのに、咲いている花が
あるのがうれしい。

梅護寺掛桜  梅護寺掛桜2   うこん桜
聞いたことがない桜です。 満開になりかけ。   こんな漢字だったとは。

河津桜  突羽津  三隅大平桜
当然、終わっています。  これも初めて聞く名前。     これもはじめて。   

御衣黄 御衣黄 御衣黄
こんな桜は聞いたこともありません。緑色の花! スケッチしにくい?

妹背  兼六園菊桜  兼六園菊桜2
かつて京都在でもしりません。 兼六園には今もこの桜があるのでしょうか?

これで塩竃神社の桜の紹介は終りです。こちらが知らないだけ
かも知りませんが、あまりなじみのない桜ばかり、来年、桜の
開花には、実物をみて、スケッチしてみるつもりです。


<本日の和模様>
塩竃神社文様4 塩竃神社文様5 塩竃神社文様6
左は塩釜桜の紋。この神社の紋です。神社らしくすがすがしい印象。
真ん中は、柱の装飾。ポピュラーな感じ。右は、はじめてみるもの。
名前は分かりません。けれど、いかにも神社文様。




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塩竃神社桜三昧 震災後の仙台生活(27)

それでは、境内の桜をご覧ください。

名刺代わりに、写真入りの解説が本体の桜の前にあり、大変分かりやす
く、思わず本体とともに撮影しました。

東京ならば、八重桜も含めすべて終了している季節ですが、まだかなり
の桜が咲いています。

昨年春、新宿教室の野外スケッチではじめて知った「仙台枝垂」を見つけ
ました。残念ながら、終了です。

仙台枝垂れ2  八重紅枝垂れ桜2  枝垂れ桜
本体の桜はすでに終了。 この枝垂れは開花まだ?。 普通のしだれ桜です。

江戸彼岸  関山  関山2
すでに終了。大木でした。 関山 前回の<本日の絵>で描きました。

さらに本殿周囲から、となりの神社の前の海の見える広場に移ります。
(続く)


<本日の和模様>
塩竃神社文様 塩竃神社文様2 塩竃神社文様3
しばらく、スケッチしていないので、掲載する種が尽きてきました。
昨年、この神社を訪れたときに、神社の模様が、これまで和模様だ
と思ってきた模様とは異なることに気がつきました。
そのような目でもう一度、境内の文様を撮ってみました。
それぞれ名前があるのでしょうが、不明なので写真のみにします。

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塩竃神社桜三昧 震災後の仙台生活(26)

遠い昔、関西在住のころ、有名、無名の多くの神社を
訪れました。

奈良・京都の神社は、長い都の時代を経てきたせいか、
どこか洗練されていて、安心感で見ていられるところ
があります。教科書的に由緒正しいと言えるでしょうか。

これに対し、海のそばにある東国の神社が以前から気
になっていました。

なぜか、荒々しくも明るい。古代を感じさせる。例えば、
鹿島神宮。それほど多く訪れたわけではありませんが、
海のそばにあるというだけで、心が浮き立つような感じ
です。

塩竃神社も、昨年訪れた時に同じように感じました。鹿島
神宮よりも、もっと解放感にあふれています。
その理由は、海を見渡せるその眺望にあります。(写真)

塩竃神社湾遠望 塩竃神社湾遠望2 塩竃神社湾遠望3

ついこの間、黒い津波が襲った湾とは思えない、穏やかで
どこまでも青い海が広がります。

さて、今回塩釜桜を見に来たのですが、驚いたことに、この
神社には多種類の桜が植えられていることが分かりました。
中には聞いたこともない名前もあります。

         塩竃神社桜リスト

次回では、境内で見た桜を紹介します。



<本日の絵>
SM ワットマン 関山@塩竃神社
関山(彩色)
スキャンするとどうしても、花のピンクが色抜けするよう
です。本当の色として、ピンクと赤を思い浮かべてください。

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塩竃神社桜三昧 震災後の仙台生活(25)

塩竃神社に到着しました。

正面の参道に立つと、以前と変わらぬ雰囲気で、少し
安心しました。仙台・愛宕神社とは違い、鳥居は壊滅
していません。(さすがに石灯籠は数ヵ所壊れていま
したが)

先ほど来た、人一人みかけぬゴーストタウンのような
商店街とは対照的に、境内に人々が明るい顔で集って
います。

ありました! 「塩釜桜」

遠目には手鞠の房が集まった、八重桜のように見えま
すが、近づくと雰囲気はまったく違います。

強い紅色ではなく、淡い桜色。繊細な花びらが何十も
重なって、大変品の良い桜です。

塩竃神社桜 塩竃神社桜2

塩竃神社の社紋になっているのもうなづけます。
じっくりと、鑑賞した後、本殿の右側に咲く、塩竃
桜をスケッチしました。(<本日の絵>をご覧くだ
さい)
(続く)


<本日の絵>
DALER ROWNEY Aquqfine 254x178mm 塩竃桜@塩竃神社
塩竃桜
上の記事にあるように本殿横の塩竃桜の花のそばに
寄り、スケッチしました。右上の幹の輪郭を後で太く引き
直したのが失敗です。いかにも後から引き直したという感じ
が出てしまいました。直すにしても、現場でやらなけれ
ば・・・。反省。

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ムービング・クロッキー(新宿教室)

塩竃再訪の記事はお休みして、先日の土曜日に行
われた新宿居室のムービング・クロッキーの授業
で描いた練習作品を紹介します。

昨年と違い、授業の時間が3時間半もあるので、そ
の間、男性モデルが様々なポーズと動きをとるのを
描き続けたので、かなり疲れました。

とはいえ、後から振り返ると出だしの作品と最後の
作品では、明らかに、筆(いや鉛筆です)の滑りが
違います。それでは、いざ。

(1)最初のクロッキー:どちらも線が固い。
    人物クロッキー 人物クロッキー2
(2)速さが必要なので、殴り描き調になってきました。
人物クロッキー3 人物クロッキー4 
(3)ますますモデルの動きが早く、追いつけない。
    人物クロッキー5 人物クロッキー6
(5)もうフラフラです。輪郭を取ることすらおっくうで、
ひたすら、パンツを最初に描きパンツの色を塗ることだけが
楽しくなってきました。
人物クロッキー7 人物クロッキー8 人物クロッキー9 
(6)最後です。パンツだけが何やら生き生きしています。
人物クロッキー10 人物クロッキー11 人物クロッキー12

ああ疲れた。

戸外スケッチで、この滑りがでるといいのですが。


<本日の絵>
本日の絵は休みます。

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塩竃再訪 震災後の仙台生活(24)

休日の土曜日、すでに世の中は徐々に、普段の
生活に戻ろうとする中、駅に降り立ちましたが、
一歩駅前に出て予想外の光景に足がとまりまし
た。

昨年訪問したときに、路地裏や昭和30年代とお
ぼしき古き良き商店街を紹介しました。

ところが下の写真にあるように、仙台では見ら
れない壊れ方です。
塩竃被災 塩竃被災2 塩竃被災3

塩竃被災4 塩竃被災5

さらに驚いたことには、目抜き通りの交差点の
信号が、一か所ならず数箇所、消えていること
です。すでに二ヶ月近くなるというのに。

よくみると、地盤も盛り上がったり、沈下したり、
仙台ではここまでの状況はまだ見ていません。
どうやら、地震の震度は想像以上の大きさだった
ようです。

さらに歩いて、浦霞の蔵元、佐浦の本店まできま
した。見ての通り、蔵の大規模修復中でした。

佐浦 佐浦2

半年前に入ったように、お店の中で利き酒をして、
若主人(と思われる)と話したところ、お店を再
開したのは、つい数日前であること、さらに続け
て、実はこの内陸まで津波が押し寄せたことを淡
々と話されました。

まったく予想外でした。塩竃も市内まで津波に襲
われていたとは。

このあと、お酒を購入して、塩竃神社に向かいま
した。必ず、あとで港の様子を見届けようと心に
決めながら。
(続く)


<本日の絵>
本日の絵は休みます。


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塩竃再訪 震災後の仙台生活(23)

前回の記事のPTAバザールから、1週間後、連休最後の
土曜日は朝から快晴です。10日間あまり、牢獄のような生
活だったので、思わず外に飛び出てしまいました。

向かったのは、塩竃。

震災以来ずーっと気にかけていた町です。
3月11日の震災依頼、報道ではほとんど塩竃の名前が聞
かれないのです。

軽微だったと思われたようですが、本当にそうだったの
だろうかと・・・。

おまけに前夜のニュースで「塩竃桜」が神社の境内で満
開だとの映像が流れたのです。

そこへ行きなさいと言われているようなものです。

JR在来線は、長い間仙台から塩竃までは行けませんでした。
それも今は東塩竃まで開通しています。(実は、驚くべき
ことにまだ島にはJRで行けないのです。)

いざ、行かん。背中にスケッチブックをしょって出かけまし
た。
(続く)


<本日の絵>
SM ワットマン 関山(塩竃神社)
関山
SMサイズでは、花を書くのがよいのではと、塩竃神社の
桜、関山を描いてみました。背景は杉の林ですが、省き
ました

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物資支援をとりまく状況変化 震災後の仙台生活(23)

三越デパートを出た後、市役所前の広場で、
テントが張られているのを見つけました。

近寄ると、PTA主催のバザールです。各テン
トには、男性、女性、年齢別、サイズ、用途
別に籠にもられた衣服や、文房具などが、
山盛りに積まれ、女性や子供たちが群がって、
選んでいます。

ああ、これは、被災地向けの物資支援だと理
解して、様子を見ていますと、群がっている
人々は、被災地の匂いがしません
(表情が被災地の方ではないようです)

被災PTAバザール 被災PTAバザール

なんとなく、違和感を感じながらも、最近は、
避難所ではなく、町の中心でも支援物資配布
を行っているのだとそのときは理解しました。

        被災PTAバザール

もうひとつ気付いたのは、各テント毎に義捐金集
めの担当の人々がいることです。

岩手のK子先生のきめ細かな物資支援の活動
ブログで拝見していましたので、仙台でも、支援
活動に、息長く係っていく必要を感じていました。

担当の人に聞くと、今回のこのPTA主催の義捐金
は子供たちへの支援活動にすぐ使われるとのこと。
赤十字への寄付金にくらべ、すぐに役に立つと思
い、即決で義捐金を出すことにしました。

以上が、10日ほど前の事柄です。ところが4、5
日たって、なんと、全国ニュースに仙台での、この
バザールの映像が映っているではありませんか。

報道内容に驚きました。今、被災地では支援物資
が大量に余っているというのです。バザールは、
一般市民に無料で配っているのだと。
受け取った被災地としては、善意を裏切るわけには
いかないという苦肉の策だったのです。
しかし、これから必要な夏物衣料や現在必要とする
物資は不足しているという報道でした。

その後、この問題は、毎日のように報道され始めま
した。

これで、合点がいきました。群がっている人たちに違
和感を感じたことを。そして義捐金は、無料の配布に
対するお礼の意味があったことを。

考えてみれば、被災地のニーズがかわって当然です。
まさに、K子先生が実践しているニーズ優先型の活動
が大切であることをつくづく考えさせるできごとでした。


<本日の絵>
本日の絵は休みます。

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東一市場・「三越通り」 仙台路地事情(5)

連休の最初の日曜日、毎日自宅と職場に閉じこもる日々
に飽き、昼食がてら、定禅寺通り方面に向かいました。

仙台の裏路地紹介はだいぶ前に途切れていますが、以前
から気になっていた、仙台・三越横の一角を少し丁寧に
まわることにしてみました。

そこには、東一市場と名前がない路地裏があります。

東一市場は、いろは横丁と同じように、表通りのアーケー
ド商店街ロードと、裏の通りと繋がっていて、昔の闇市(?)
由来とおもわせる通り抜けが出来る二つの商店街通りから
なります。

外に出て、三越方面を望むと、そこはいかにも古い建物が
集まっていて、東一市場地図には何も表示されていません
が、通称「三越通り」というらしいです。

三越デパートの真新しい建物と昭和30年代の古い建物の
対比が、奇妙な表情を見せます。

東市場 三越横の横丁2 三越横の横丁

とはいえ、昼間はほとんど人通りがないのでスケッチする気
にはなりませんでした。、




<本日の絵>
仙台三越震災報道写真展
この日、仙台・三越デパートで、河北新報の無料の震災報道写真展
が催されているのを知り、入ってみました。
かなりの人出です。全体を見た後、写真を眺めている人々をスケッチ
することにしました。適度に立ち止まる人がいるので、比較的余裕をも
って描くことができました。

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