TOKYO三十六景展 2nd 講評会

昨日、台風のため、鎌倉野外スケッチが中止になり、
TOKYO36景 2ndの講評会になったことを書きました。

野外スケッチが中止になったことは残念ですが、講
評会は別の意味で刺激的です。

作者の様々な思いが聞けることと、先生の、各人の
本質に迫る講評を聞くことができるからです。

実際、その間、濃密な時間が過ぎていく感じがします。

これまで、一般人向けの俳句の本を読むことがあるの
ですが、句会がそれに近いのではないかと想像します。

ただし、俳句の場合は、作品が個人の人格を離れてい
き、作品それ自身が独り立ちすることを前提にしている
ようです。
けれど絵の場合はどうでしょうか。そうともいえるし、
そうでもない。絵と活字の表現の差でしょうか。

微妙ですね。

話をもとに戻します。

今回の講評は、「都会スケッチ」とは何かという問題に
焦点があてられました。

さらに、グループ展の会場で、個性の異なる作品に囲
まれる場合と、単独でみせる場合ではまったく印象が
異なることがわかったのも収穫です。

自分以外の人の講評を聞くことが一番ためになるので
すが、ここでは、私のケースをご紹介します。

1)まず、都市スケッチで避けることができないビルを
  真っ向から取り組んだことについては評価をいただ
  きました。

2)けれど、なぜか影が薄い。目立たない。なぜかを考
  えられたそうです。

3)先生が出した結論は:

   ・対象にもう一つ迫っていない。
   ・まず、アメヤ横丁から、そこからからビルへ
    という流れで描いてはどうかとのアドバイスです。

4)さらに、もうひと塗りしたらどうかとも言われました。

技術的な問題ではなく、やはり対象に踏み込んでいない。
最初の感動(直感)をどう伝えるのか、その力が弱いという
ことが本当のところではなかったか。そのような反省にい
たりました。


<本日の絵>
マイブック 公開お茶会に集まった人々
仙台・公開茶会452
仙台メディアテークで都合がよいことに、公開茶会をやってい
ました。
久しぶりに人物群を一気に描いた緊張と疲れを感じました。
本当は、全員がお茶を飲むしぐさを描きなかったのですが、
それまで待てませんでした。

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「樹々彩々」 個展訪問

本日は、教室の野外スケッチ(鎌倉)のはずでしたが、台
風のため、N先生宅での講評会になりました。

帰りに、生徒仲間のYさんと一緒に、以前K子先生の自由
ヶ丘教室で同じ仲間だったChinatsuさん個展に行ってき
ました。

個展は、営団地下鉄南北線の本駒込駅から近い「おとら」
という喫茶店で開催されています。

すでに午後5時過ぎ。個展の案内では、6時までというので、
風雨の中を急ぎました。台風なので閉店しているかもしれ
ないとYさん心配しながら、「おとら」にたどり着きました。

ドアのガラス越しに、見慣れたご本人の姿が。間に合った
ようです。
中に入ると、ご両親もそろっておられました。挨拶もそこそ
こに、両サイドの壁一杯に飾られた作品の鑑賞です。

         坂さん個展

すでに見慣れた自由ヶ丘時代の作品もありました。
当時のChinatsuさんのイメージ(女性らしい柔らかな線、黄
色、オレンジを基調とする全体の温かい色調)は、変わりま
せん。

聞けば、これが初めての個展だとのこと。すでに一度は開
催されているものと思っていました。意外でした。

展示作品は、約4年間の作品から選ばれたそうです。

中でも、右奥のひときわ大きい(全紙)に惹かれました。

これまでになく力強い線描で、新宿御苑の巨木を表現して
います。背景の森の樹冠の連なりが、左右の端が高くなる
よう、弧を描き、見る人の背後まで森が続いてかのように
思わせます。

Chinatsuさんの昨年および今年のTOKYO36景では、イメー
ジを破る作品を描いておられますが、この作品もチャレンジ
の一つだと思います。

最後に、この作品と、沖縄の作品の2枚のポストカードを購入
し、雨風の続く中を帰路につきました。


<本日の絵>
本日の絵は休みます。

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旧高槻城跡訪問(5)

本丸、二の丸、三の丸がどこにあるやら分からぬ
まま、城址公園を出て、昔の外堀と思われる外周
の道路に出ると、舗装の色がカーキ色となってい
ます。

どうやら、観光ゾーンを示しているようです。
(あるいは昔の内堀か)

そこで、道に沿って左回りに回ってみると、まず、大
手門跡にでました。(下の写真左)
さらにいくと、遠くに本行寺という日蓮宗のお寺が見
えてきました。(下の写真右)
高槻・大手門跡 高槻・日蓮宗お寺

道なりに進むと、寺町通りといってもよいレトロな通
りに出ます。(写真左)
右を見ると、江戸期と思われる古い門があります。
説明文によれば、高槻城から移したとのこと。やっ
と、城の遺構にめぐり合いました。

高槻・日蓮宗お寺2 高槻・高麗門

さらに、隣のお寺にある門はやたらに賑やかです。
(下の写真)
これほど、装飾過多な瓦屋根は見たことがありま
せん。
ただ、洗練された出来栄えで、かなりの力量のある
職人の技であることが推測されます。

高槻・光松寺の門 高槻・光松寺の門2

いつもならば、このあたりでマイブックスケッチをす
るところですが残念ながら病院に戻らなければなら
ない身。
後ろ髪をひかれながら、あとにしました。


<本日の絵>
本日の絵は休みます。

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旧高槻城跡訪問(4)

高槻城の中心をめざしますが、もはや城の痕跡
はありません。

高槻・城址公園 高槻・城址公園3

それにしても、ほとんど遺構がないのはどうしたこ
とか。

徳川時代は、長井家13代の城下町として、平穏に
過ごしたようですし、明治へ移る時も、激しい戦
いがあったとは聞いていません。

ウィキペィアで調べると、明治7年、東海道線の敷
設するときに城を資材に使ってしまったとあります。

もったいない。と現在では言えますが、いかにも、
明治の文明開化時代の話ですね。

城址公園の中にある、重厚な古民家は、城とは関
係がありません。

     高槻・城址公園2

紺屋町にあった商家を移築復元したものだそうで
す。
(続く)


<本日の絵>
本日の絵は休みます。

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旧高槻城跡訪問(3)

古建築の通りをあとにして、国道を渡り、東へ
まっすぐ行くと、右側に教会が見えてきました。

入口左には、キリシタン大名で有名な高山右
の銅像があります。

高槻・高山右近 高槻・教会

そうです。すでにここは、高槻城内。

同じくキリシタン大名だった父親と共に、荒木村重
の庇護のもと、和田氏の居城だった高槻城を乗っ
取ったのです。

高槻・野見神社 高槻・城下町 

野見神社を経て、いよいよ中心に入ってきました。
(続く)



<本日の絵>
マイブック イタリアントマト(高槻市)
高槻・イタリアントマト451
本当は、右側の方に描き広げる予定が、子供が
絵を描いているのに気がついて、大きな声で「何
しているのー?」と尋ねてしょうがないので、
顔は笑って子供の相手をし、心は泣く泣くスケッチ
の続行を諦めました。

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旧高槻城跡訪問(2)

JR高槻駅から徒歩で阪急高槻駅へ向かいます。

        高槻・商店街

アーケードの商店街ではなく、同じ方向に沿った
食べ物屋、飲み屋が中心の通りを進みました。

どの地方もこのような通りの雰囲気は同じなので
すが、関西の方が、心なしか、赤の看板が多く、ま
た文字も派手な感じがします。

今後、関西のスケッチポイントとして、このような
通りや路地を意識してみます。

阪急高槻駅から商店街をまっすぐ行くと国道へ出
ます。
信号を見渡していると、塀越しに重厚な瓦屋根の
屋並みが目に入りました。よく見ると国道を斜めに
突っ切る細い旧道沿いに、古い建物が点在してい
ます。
       高槻・古い建物

お城に向かうのをやめて、その方向をたどると、色
の違う舗装道路に沿って古い建築が見えました。
高槻・古い建物2 高槻・古い建物4 高槻・古い建物3

写真で示すように、手入れの良い建物です。昔は、
さぞかし趣のある通りだったのでしょう。
(続く)


<本日の絵>
マイブック 病院近くのマクドナルドで(高槻市)
高槻・マクドナルド450
最近、顔よりも指の表情に注目しています。この場合、
指から先に描き始めることにしました。
意識しすぎて、左右の手の大きさが違ってしまったのが
反省点です。

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旧高槻城跡訪問(1)

身内の緊急入院で、大阪府高槻市に来ています。
そのため、ブログをお休みをしていました。

本日より再開します。

3日目一息ついたので、昼食のつかの間の時間を
利用して、うん十年と訪れることがなかった、旧市
街と高槻城跡に行ってきました。

高槻城は、バテレン大名「高山右近」の城です。現
代の「歴女」ならば見逃せない城に違いないのです
が、残念ながら、ほとんど遺構が残っていないのが
問題です。

とはいえ、スケッチにふさわしい古い家並みを期待
して、訪問することにしました。

まずJR高槻駅から出発です。

高槻

京都、大阪の影に隠れて、ほとんど知られていない
のですが、高槻市の歴史は古く、古代から奈良・平安
時代、中性~江戸時代まで連綿と続く歴史の史跡があり
ます。

山の上には、土師氏の遺跡、藤原鎌足の墓、中腹には
多くの古墳、平安、中性では、和歌の「伊勢」の伊勢
寺、能因法師の塚など限りがないほどです。

高槻2

それでは、高槻城へ。


<本日の絵>
本日の絵は休みます。

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仙台 宮町、東照宮訪問(2)

鳥居をくぐると、朱色の橋が現れました。
その先には、階段があり、ふるさびた門が
はるか先に見えます。

ただ、気になるのは両サイドの大型の灯篭
です。どうやら、創建以来の由緒ある灯篭
ようです。

歴史的なことはさておいて、灯篭ごしに見
える風景はスケッチごころをそそるところ
です。
     仙台・東照宮入口 

さらに階段を上り詰めると、大きな門が現れ
ました。

     仙台・東照宮門

この門をくぐり階段を上がると、本殿にたど
りつきます。

実際には本殿は奥にかくれてあまり見えませ
ん。葵の紋がたくさん飾られた屋根が見える
のみです。

結局、先ほどの門に戻り、本殿の方向に向け
てマイブックスケッチをすることにしました。



<本日の絵>
マイブック 仙台・東照宮
仙台・東照宮449

建築用語で何というのか。和風建築、特にお寺
やお城の屋根は、いくら描いても慣れません。
素早く書けば書くほど、歪んでくるようです。

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仙台 宮町、東照宮訪問(1)

前回の記事で話題にした、仙台と東京の対比という
ことでは、これまで行っていない場所がまだありまし
た。

仙台の「東照宮」です。
今回は、この場所を紹介します。

この「東照宮」は江戸で言えば、上野寛永寺一帯に
当たります。

同時に、東照宮そのものよりもこの一帯の名前の古さ
に興味を持ちました。

これまで仙台市内の古建築の少なさには、少々がっ
かりしていたので、仙台駅から東照宮へまっすぐ伸び
る参道と周辺の「宮町」には前から注目していたので
す。

名前から古い建築にもしかしたら出合えるのではないか
という期待からです。

けれど、やはり期待は裏切られました。道路の両サイド
には、新しい建物ばかり(写真、左。)途中出あった古
い建物は、下記の写真(右)の家だけでした。

仙台・宮町 仙台・宮町建物

どれだけ仙台は空襲で建物を失ったか。残念と考え
るか、それとも新たな都市設計ができて、よかった
と考えるか分かれるところです。

古い建物は諦めて、歩き続けると、単線の踏切りが現
れ、その先にお寺の塀が見えてきました。

泉岳寺です。

         仙台・東照宮の寺

いよいよ、東照宮地域入りました。
(続く)


<本日の絵>
本日の絵は休みます。

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仙台/東京 野外スケッチの目標?

TOKYO三十六景展で、反省を述べましたが、Jack
さんの個展を見て思いました。

何か目標を持つべきではないかと。

勿論、来年のTOKYO三十六景展の作品は、目標とな
ります。
けれど、自分のカラーを出せるテーマは?

と真面目に考えなくても、もともとブログの副題は、
「仙台-東京野外スケッチ紀行」ですから、これを
テーマにすればいい。

けれど漫然と仙台と東京のスケッチをしていて
もしょうがないので、対比すればよいのではないか。

実際、仙台も東京も同じ城下町。例えば、こんな風
に対比ができそうです。

     仙台        東京
-----------------------
  仙台城(青葉城)   江戸城(皇居)
  大手門        大手門
  二の丸        二の丸
  ・・・        ・・・・

  愛宕神社       愛宕神社
  東照宮        東叡山寛永寺(上野)
  
  仙台駅前       新宿南口(少し無理?)
  いろは横丁(一番町) ハーモニカ横丁(吉祥寺)
  ・・・      
など、などです。

一応、皆さまに宣言したので、あとにひけなくなりました。
どうなりますことやら・・・・。


<本日の絵> 
ワットマン サムホール 文化学院        
文化服装学院(縮小)
お茶の水の文化学院の入り口にある建物です。できるだけ
自由に色を塗ってみました。(スキャンの加減か、赤系統
の色がぬけてしまい、よくわからないと思いますが)
余談ですが、謝野晶子、鉄幹夫妻、石井柏亭らが創立者だ
そうで、驚きました。


  

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