「TOKYO三十六景展!」がはじまりました!

いよいよ私のとって、はじめて出品の、新宿「世界堂」で
「TOKYO三十六景展!」がはじまりました。

新宿西口世界堂

tokoyo36景展

本日、前日の作品の展示設営に参加した設営準備メンバ
ーの話をきくと、設営にに参加できなかったのは実に残念
でした。

というのは、師匠であるN先生が全員の作品をみて、36景
の番号付けと実際の展示を現場で作品をかけ直しながら
決めていったそうです。
しかも、きちんとその理由を説明しながら。

個展と違って、作風も違う、題材も違う(今回は描いた場所、
対象)、額装の方法も違う(額縁の種類、色、マットの色、
幅)、縦か横かなど)36枚の絵を、並べたときに、全体として
このグループ展を表現することは、大変難しいことと思います。

いわば、本の編集者の視点、あるいは美術館の学芸員の
眼。むしろ実作者には往々にして出来ないことで、別の
能力を必要とします。

きっと、いつも教室のときのように、刺激的な話の内容が、
聞けたことだろうと思います。その意味で大変残念でした。

ともあれ、明日午後は、私の受付当番の日、じっくりと仲間の
作品を見て、自分の絵を全体の展示の中でみつめたいと
思います。


本日の絵

東京農大
昨年、線描のままで放置してあるスケッチです。
世田谷の馬事公苑前、世田谷百景のケヤキ並木の脇に、
隈研吾設計の東京農大、「食と農」の博物館があり、その
わきに熱帯植物園が併設されています。その中で描いた
マダガスカルのエキゾチックな花です。色塗りをしないと
映えません。色塗りが済んだときに再掲載します。

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

仙台・ペン淡彩画グループ展

仙台市、青葉通りと国道4号線が交差する
交差点には、横断歩道はなく、広大な地下
広場が作られ、道を渡るには、人々はいや
がおうでも、そこを通らなくてはなりません。

その広場の壁には、ギャラリーが作られて
おり定期的に市民の芸術作品が展示されて
います。
スーパーの買い物の途中になるので、時折
眺めては楽しんでいます。

昨日、地下広場を通りかかったところ、
「ペンス淡彩画グループ展」と名付けた、
ペンスケッチの展示が行われているのに気
がつきました。

ペンスケッチ展

石沼幹雄さんという洋画家の方が講師を
されているようです。(NHK仙台文化センター)

生徒さんの作品が中心ですが、3点ほど講師の石沼さんの
作品が展示されていました。
ペンスケッチ展2

素早いタッチの線描で輪郭や影を描き、展覧会の名前どおり、
淡い色彩で塗られています。

石沼さんの作品における線描は、私たちのN先生の線スケッチ
における線描の役割とは少し違うようです。

淡い色彩といいながら、石沼さんの作品では、線描を
いかす塗り重ねではなく、木々の緑や壁の質感を出す
塗り方です。事実、線がところどころ、色でつぶされて
います。おそらく、石沼さんが正当な洋画を描かれる方
だからなのでしょう。

生徒さんの絵と石沼さんの絵を比べてみると、石沼さんの
絵には独特の雰囲気があります。
やはり、線描ののタッチに力があるからではないかと
思います。

先生の絵を真似る段階を超えて、自分流を身につけることは
かなり難しいことなのだということが分かります。



本日の絵
新宿御苑、桜スケッチ

はじめてN先生の野外スケッチ特別教室に参加した
ときの作品です(昨年4月)
桜がテーマでしたが、気根がにょきにょき出ている姿に
印象を受け、そちらを描いてしまいました。

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

ああ松島や

シルバーウィーク二日目の日曜日、渋滞の東北高速道を、
ふらふらになりながら車を運転して仙台にやってきました。

疲れが取れぬ翌日、これまではカメが足をおそるおそる出す
ように、徒歩でいける仙台市内だけだった散策範囲を、思い
切って広げ、かの有名な、松島まで足を延ばしました。

だいぶ以前に、松島は瑞巌寺も併せて訪問したことがある
のですが、なにせバスに乗せられ連れてこられるという、
典型的な受け身の旅のせいか、断片的な記憶しかありません。

今回、またしても渋滞の渦に巻き込まれましたが、なんとか
すばやく有料駐車場に潜り込むことができたので、ゆっくり
松島海岸を散策しました。

松島雄島

ぬかりなくスケッチポイントを探したことはもちろんです。
けれども、どの場所もあまりにも風景写真そのものなので、
それを外すことは容易ではありません。

松島雄島とヨットハーバー、瑞巌寺も参道脇の石窟などが
狙いめではないかとおおよそあたりをつけました。

次回は、汽車でゆっくりと、スケッチを楽しもうと心にきめて、
渋滞をさけて早めに帰仙(こんな省略があるのかわかり
ませんが)しました。


本日の絵
千代田線人物スケッチ

9月13日、千代田線の車内で、木村カエラ似の個性的な服装の女性が座りました。
前々日に、フランス人男性の車内スケッチに失敗したので、再挑戦しました。
下を向いていたので、大きな切れ長の目は描かずにすみ、失敗は避けられたようです。



テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

線描における「筆蝕」

以前、「河鍋暁斎とジョサイア・コンドル」(2)の中で、
線描の魅力が、昔習った書道の感触が身体に
残っていたことと関係するのではと書いたことが
ありました。

そのとき、「腕を伝う筆」と書きながら、心のどこかで
筆触ではなく「筆」と書きたい気がしていました。

東京の自宅にもどって書棚を開いてみると、そのもの
ずばりのタイトル、石川九楊著「書とはどういう芸術か
 筆蝕の美学」(中公新書 1994)が同じ著者の「書と
文字は面白い」(新潮文庫 平成8年)と一緒に収ま
っているではありませんか。

石川九楊著

すっかり忘れていました。

あらためて15年ぶりに読み返してみると、一つ一つ、
うなずける言葉のオンパレードです。

中でも、第一章「書とは筆蝕の芸術である」の「筆蝕
とは何か」の節において、以下に示すフレーズの中に
著者の主張が簡潔に述べられています。

「「肉筆」の「書きぶり」の中に書の美を云々する何
かが書き込まれている」
「「書きぶり」とは作者の書字する姿ではない。また、
定着された書字の姿=造形でもない。それは作者が
手にした筆記具の尖端と紙との関係に生じる劇(ドラ
マ)である。
その劇をここでは、「筆蝕」と名づけること
にする。」

さらに続けて著者は、「筆蝕」は、二つの要素から成り
立つとします。

「書き手から筆尖に加えられる力と対象から反発する
力を筆尖から逆に感じながら書き進む関係に生じる
摩擦、筆触(触)が第一。目をつむっても文字を書け
ないわけではないが、通常その筆触は目で見ること
によって絶えず微調整され、制御されているから、その
墨跡(蝕)を視認することが第二。第一の「触」と第二の
「蝕」の両者を併せた概念がここでいう「筆蝕」である。」

この後も、具体例を通じて論評が続きますが、

結局、

自分はこれまでは単なる鑑賞者で頭のみで
とらえているだけだったのだな。
線スケッチという実作動作を通じて、はじめて身体と
心で感じることができるのだな。

ということをつくづく感じました。


本日の絵
ららぽーと豊洲

昨年、ららぽーと豊洲のレストランで。電車での対面スケッチも
そうですが、断りなしにさりげなく人物をスケッチする場合、若干
スリリングな気持ちが混ざっています。

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

広島とんぼ返り

昨日は、東京国際フォーラムに日参ですと書きながら、
実は、一昨日から昨日の午前中まで、広島にいたのでした。

以前なら、かなりの頻度で乗っていた東海、山陽新幹線
でしたが、久しぶりの「のぞみ」乗車です。

9月9日に「東北色」の観点で、座背シートの
色に関して、独断的な文章を書きましたが、念のため、
のぞみの座席シートをよく観察しました。

のぞみ座席
写真では、座席の模様がはっきりと映っていますが、
見た目には、ほとんど紺色で、車内の真っ白な内装
とあわせて、非常にシンプルな印象です。

ところが、なじめないといっていた、「東北色」座席シート
に見慣れたせいか、ものたりない印象に変わったのは
皮肉です。

夜会議を終え、安宿に一泊、朝東京にとんぼ返り。
朝の写真をとるのが背一杯でした。
広島

次回はゆっくりと広島見物を期待して。


本日の絵
上野公園
2年半以上前に、昼休みを利用して描きました。初期の試作品です。


テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

太田道灌とクジラの胸骨

今週は、仕事で東京国際フォーラムに入り浸りです。
スケッチを始める前は、何事も漠然と建築物を見て
いたのですが、良かれ悪しかれ、輪郭だけでなく、
細部までこだわってみる癖がついてしまいました。

東京駅側の地上広場から会議室側のあるガラス棟
へ入ると、、とてつもなく高くそびえるクジラの胸骨の
ような近代建築スケルトン構造を背景に、太田道灌
像が立っています。

国際フォーラム

アメリカの高名な建築家が設計しただけあって、日本人
にはない、感性を感じます。同じ建築家かどうかわかり
ませんが、伊勢丹が入っている京都駅の内部(長くたち
のぼるエスカレーター構造)から受けるインパクトと同じも
のです。

しかし、この近代建築と太田道灌像の組み合わせは、
よいのかわるいのやら。

突然、仙台を持ち出せば、伊藤豊雄の代表作、「せんだい
メディアテーク」に仙台四郎の像があるのと仮定するのと
同じくらい不思議な印象です。(仙台四郎はローカルな
話題ですので、いずれとりあげます。)

なお、お昼休みにまた、三菱一号館へでかけました。
(国際フォーラムと三菱一号館は、交差点を挟んで対面
しています。)

今回は、内部に入ってみました。
史料館として、興味深いのですが、なんといっても手の込
んだ建築内装には心が自然に踊るものがあります。

1階には、高い吹き抜けのあるカフェがあり、外から
覗いただけですが、そこのデコレーションは素晴らしい
のひとことです。

ディスプレイに三菱一号館が生まれてから、現代までの
丸の内のビル街が生まれ、壊され、また生まれる姿を
コンピュータグラフィックスで示すデモがありました。

昭和30年前後に、三菱一号館をまわりに建ち並ぶ、
「一丁倫敦」といわれた、レンガ街が次々に取り壊され、
高度経済成長期の合理性、効率が象徴的な、
装飾性のないビルに置き換わられるのをみるのは、
痛々しい限りでした。

一丁倫敦

とはいえ、一号館だけでも、残ったのはよいことです。
うれしいことには、美術館も2階にオープンとなるとのこと、
楽しみが増えました。


本日の絵
蘆花公園あじさい
2年前の6月、世田谷区の蘆花公園にあるあじさいを描きました。
欧米種の白い花の品種です。(確か「アナベル」といったような。
あじさいそのものは、ちいさな花の寄せ集まりなので、スケッチ的には、
難しい対象です。

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

丸の内ブリックストリート

昨日(13日、日曜)に以前紹介した三菱一号館
を保存した新名所(ブリックスクエアというそうです)
へ、スケッチを目的に行ってみました。

ブリックストリート1

ブリックストリート2

前回訪問した時にはなかったおしゃれなお店が
オープンし、休日の爽やかな秋晴れの太陽の下、
おしゃれな服装の老若男女、カップル中心に、
華やぎの中にも、おちついた賑いが一日中続き
ました。

N先生の教えに従って、午前中はあたりをぶらぶら、
十分に食事をとって、その場になじみます。

午後、集中して描き始めてから3時間半、帰りの新幹線
の時刻がちかづきました。
あわてて画材をまとめて、ふとみあげると、横には黒い
ドレスのシックなマダムが・・・。

眼と眼が会うと、マダム、「スケッチにひきこまれてつい
・・・。残念です・・・。」とのお言葉。

どうやら長い間、スケッチしている間見ていてくれた
らしい。
もう少し早くきがつけば・・・と後ろ髪引かれながら
、泣く泣く東京駅へ。

とはいえ見ず知らずの人と、純粋に話し合える。
これがスケッチの別のだいご味ですね。


本日の絵
関本教室スケッチ

新宿のS先生の教室時代、昨年5月の作品です。
モデルはベリーダンスの先生で、モデルも兼務しているそうです。
今見ると、椅子の方に力が入っているような・・・。

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

伊集院静-夏目雅子-中村汀女の関係とは

作家の伊集院静氏は、妻で女優の篠ひろ子さんの
実家の事情で、数年前から仙台在住です。

そのためか、東北新幹線の車内広報紙に、毎月氏の
巻頭言が掲載されており、否が応でも仙台ー東京の
往復の車中で読んでしまいます。

けれども、白状しますが、氏の小説はこれまで、
ひとつも読んだことはありません。

例外は、美術紀行(?)書「美の旅人」「美の旅人,
フランスへ」の2冊です。
仙台へ住むことなど全く考えていなかった1年半程
前に、世田谷の図書館で借りました。

読みはじめたところ、その評論の視点と達意の文章に
思わず引き込まれ、一気に読み込んでしまいました。

よほど、普段から深く美術に親しんでいないと、
書ける内容ではないと思った記憶があります。

なかなか中村汀女に行き着きません。先を急ぎます。

夏目雅子は、ご存じ伊集院静氏の妻でしたが、俳句が
趣味で、素人の域をこえたよい句を作ったことは、
俳句に関心のある方にはよく知られています。

とはいえ、今彼女の句をここに書けないのですが、
彼女ならではの感性がこめられた、よい句が多かった
と思います。
若くして癌で亡くなったことで、そのイメージが句に
重なることも否定できないと思います。

やっと、ここで俳人、中村汀女へつながります。
そうです。俳句つながりです。しかも、中村汀女は、
夫の転勤で仙台に長く暮らしただけでなく、
世田谷区在住、しかも昨日北杜夫でご紹介した、
梅ヶ丘です。

梅ヶ丘の羽根木公園は梅見で有名な場所ですが、
彼女の句碑が梅の林が広がる丘の上に建っています。


以上、若干強引ぎみですが、伊集院静-夏目雅子-
中村汀女の仙台ー世田谷つながりでした。


本日の絵
高速バス

昨日、新宿スケッチ教室に向かう高速バスの中で
マイブックにスケッチしました。
座席シートの模様がめんどくさくて、最後は
ずぼらを決め込みました。
(何かいいくふうがないものか)

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

世田谷区梅ヶ丘-東北大学医学部の関係とは?

世田谷文学館は、世田谷区ゆかりの作家たちを中心に
常設展示がなされており、またユニークな企画展で知ら
れています。
自宅から行きやすいので、時々訪れては、新しい発見を
楽しんでいます。

今から何年前でしたか、世田谷文学館で、北杜夫の講
演会を聞いたことがあります。壮年期の頃NHKのテレビ
番組に出ていたころに比べ、さすがにご高齢のため、
足腰が弱っておられました。

彼の代表作「楡家の人々」は、父斎藤茂吉由来の、青山
脳病院、現都立梅ヶ丘病院をモデルにしています。

一方、北杜夫はそのペンネームの由来にありますように、
仙台ゆかりの作家でもあります。
終戦後、松本高校から東北大学医学部に入学し、青春
時代を過ごしました。

その東北大で一昨日から「マンボウ青春記の仙台 ―北杜夫
と東北大学医学部―」
展がはじまりました。
東北大学資料館

場所は、片平地区にある東北大学史料館です。
この建物は、東北帝国大学の旧図書館で、仙台では
スケッチの対象としてよく描かれているようです、

なお、娘で、「窓際OLトホ,な朝ウフフな夜」などの
エッセーで知られる斎藤由香氏が本日(12日)
あったようです。
残念ながら、新宿スケッチ教室で出られませんでした。


本日の絵
馬事公苑

昨年5月、馬事公苑にて。
散歩の圏内にある馬事公苑は、手入れがよくされて、
いつも花が咲き乱れています。
あいかわらず、線スケッチをしると色塗りは後回しに
なってしまいます。

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用

東北色?

仙台に向かう新幹線、正確には「はやて」について前から
気にしていたことがあります。

これまで、東海道新幹線や関東の私鉄、
地下鉄の座席、あるいは関西でも、阪急電車の
昔からかわらない淡い緑(萌黄色?)の座席などを
見慣れた目には、「はやて」の座席は、とても異質で、
違和感を感じ、いまだになれないでいます。
(写真は、旧型のはやての座席ですが、
青、ピンクの二つの配色がされており、それも
なんとも言えない強烈な印象を与えます)

はやての座席

どこがどうとは言えないのですが、岡本太郎の絵を
見た感じといいえばお分かりになるでしょうか。

何か日本古来(縄文的?)のものを感じるのです。

ただ、デザイナーが、東北地方の乗客の好みを、
思い込みでデザインしているだけかもしれません。

仙台のみの経験から断定するのは危険ですが、仙台での
イベント、青葉まつりや仙台よさこい祭りで皆さんが着る
衣装の柄からは、同じような感性のデザイン、配色が
多いような気がします。

まだ、断定することは危険ですが、これを手掛かりに、
今後もよく観察していこうと思います。



本日の絵
九品仏
2年ほど前、自由が丘教室の野外スケッチでの作品です。
場所は、自由が丘の隣の駅、九品仏にあるお寺です。
この当時は、線描もよわよわしいですが、色塗りも薄く平板で、
せっかく一杯描いた「しゃが」の花もめだたないままです。

テーマ : お絵描き・ラクガキ - ジャンル : 趣味・実用