奈良国立博物館・東大寺周辺探訪(2) 奥村記念館

国立博物館を出ると古い家屋が東大寺入口方向に
立ち並んでいます。

昔はただ古い街並みという感じでしたが、何となく様子が違います。
カフェやアトリエなどに転用したり、京都のように現代風にアレンジ
されているようです。

        博物館横街並み

中でも、目についたのは奥村組が作った奥村記念館です。もとは
町屋だったと思われる敷地に、現代の建物がたてられているので
すが、周りの環境にあわせて目立たないように設計されています。

    奥村組休憩所3 奥村組休憩所4 

特に、気に入ったのは展望台です。

左右には古い町屋が迫り、北側には東大寺、南大門の甍から右奥に
2月堂、3月堂背後に若草山の紅葉が広がります。

        奥村組休憩所5

(続く)

<本日の絵>
フライングタイガー・スケッチブック 人物スケッチ(KOBEみらくる部活)
人物スケッチ(みらくる部活)791(縮小)

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奈良国立博物館・東大寺周辺探訪(1)

11月初めに正倉院展の記事を書いた後、続けて書く予定だったのですが
大幅に遅れてしまいました。

東大寺周辺のスケッチポイントについてこの一月ほどの散策で考えが変
わりましたので報告します。

関西のスケッチポイント探しとして、「異邦人の目で現代の都市の姿を描く」
を基本の方針としてきました。

ですから、これまで奈良については、街の中の「ならまち」や「きたまち」に新
たな奈良を見出し集中して散策してきましたが、今回の国立博物館周辺、
(興福寺境内も)や県庁から北の東大寺や若草山方面は、典型的な古くから
ある観光地だとして訪れる気はまったくありませんでした。

しかし、今回の正倉院展訪問で、国立博物館や周辺の民家の景色が40年前
とは趣がちがうことに気が付きました。

定番の鹿もたむろし、外国人観光客のはしゃぐ姿を見ていると、これも現代
だと思い直しました。

まず、国立博物館(旧館)ですが、東京、大阪、京都の戦前の博物館、美術
館建築と様式は似ていますが、若草山、春日大社の三笠山を背後に見ると
なぜか神々しい雰囲気がただよってきます。(なお、HPによれば、「明治27年
(1894)に完成した、奈良で最初の本格的洋風建築です。設計は、当時宮内
省内匠寮技師であった片山東熊(かたやまとうくま・1854-1917)による」との
こと。

これに鹿と戯れる外国人観光客を加えてスケッチすれば現代の奈良を表すこ
とができそうです。

            奈良国立博物館 国立博物館

(続く)

<本日の絵>
フライングタイガー・スケッチブック 人物スケッチ(KOBEみらくる部活)
人物スケッチ(みらくる部活)790(縮小)
あんカフェオープンアトリエでは、午後1時に参加者全員が
モデルになり人物スケッチをしていました。
KOBEみらくる部活での初人物スケッチです。

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奈良・きたまち(3) 旧鍋屋交番きたまち案内所街スケッチ

さらに左手に東大寺の伽藍をときどき見ながら南に進みます。
すると、明治大正時代のかおりにつつまれたかわいい建物に
行き当たりました。

       きたまち4 

これは何だとぐるりを眺めていると、中から年配の男性が二人
飛び出してきました。

  きたまち5 きたまち6

聞けば、ここは昔の鍋谷交番の建物で、現在は観光案内所だと
のこと。お二人は「きたまち」の案内のためにボランティア活動を
しているのです。話し方や身振りで「きたまち」を愛されているこ
とが伝わってきます。

実は、閉所時間を過ぎていたのですが、時間を過ぎて大変丁寧
に説明をしていただいたのです。

この案内所は、出発した時の奈良女子大の正門に近いところにあ
り、明治の建物と呼応しています。さらに、その南を向くと町屋も並
んで良い雰囲気をだしています。

この日は、そのまま帰宅しましたが、先週金曜日、奈良教室が終わ
った後再訪し、この案内所を入れて南の方向をスケッチしました。
(<本日の絵>)

<本日の絵>
フライングタイガースケッチブック2枚続き 奈良きたまち風景(線描)
奈良きたまち(線描)(縮小)

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奈良・きたまち(2)

奈良女子大を出て、さらに北へ北へと歩きます。
何ともない平凡な川と陵が見えてきます。

しかし「佐保川」の名前と、聖武天皇陵だとわかると一気に
万葉と奈良の時代に引き戻されます。

佐保川 聖武天皇陵

しかし、佐保川を渡って、古い瓦屋根の家屋の連なる集落
に入ると、今度は江戸以降の風情が立ち込めます。

きたまち7 きたまち8 きたまち9

集落を東に進み、次に南に道を進むと佐保川にまた出ます。
さらに道を進むと、「多門城」と記した歴史の説明会のびらが
目に入りました。

記憶によれば、戦国時代で有名な場所だったとしか、その時
は思い出せなかったのですが、あとで調べると松永(弾正)久
が築城したとあります。

実際、関西にきてつくづく思うのは、現代の都市(街)景観の
基本にあるのは、室町以降の街の形成(寺内町、城下町)
だということです。

ここ奈良でもあらためて感じることができました。
(続く)

<本日の絵>
マイブック(2015) 人物スケッチ(阪急京都線)
人物スケッチ(阪急京都線)336(縮小)

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奈良・きたまち(1)

先月の関西ぺんすけ会は、般若寺前の植村牧場でした。

スケッチ終了後、私だけは帰宅せず、近鉄奈良駅から北の
地域を探検することにしました。

というのは、植村牧場から近鉄奈良駅まで、タマさんが車で
送ってくれたのですが、途中で「駅の北の地域に古い建物が
残っている」との情報を教えてくれたのです。

これまで、奈良の街については、駅の南側、「ならまち」にしか
注意をしてこなかったので、この機会に見ておきたいと思った
わけです。

商店街から奈良女子大に向けて歩き始めると、南側の街とは
随分雰囲気が違うことに気づきます。一言で言えば、観光色が
ないのです。昔ながらの街がそのまま残っています。

奈良女子大には裏側から入ったので、正面に回って、近代建築
が見えたのには驚きました。

奈良女子大  奈良女子大3 奈良女子大4

         奈良女子大2

まったく予想していませんでした。門や守衛さんの建物も含めて、
往時の雰囲気が伝わってきます。
(続く)

<本日の絵>
マイブック(2015) 人物スケッチ(阪急京都線)
人物スケッチ(阪急京都線)334(縮小)

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