イギリス映画の醍醐味:「英国王のスピーチ」

久しぶりに映画に行ってきました。
1年ぶりです。

仙台に住みだして、たまには、映画を見ようと決めたのはい
いのですが、町の中心に映画館がないのです。
(厳密には小さな特殊な映画館が一つありますが、ほとん
どつぶれてしまったようです)

やっと、地下鉄鉄の「長町南」駅に、MOVIXというシネマ・コ
ンプレックスがあることに気づきました。

さて、見た映画は、「英国王のスピーチ」です。
アカデミー賞ノミネートされたときに、イギリス映画ということ
に心惹かれました。

なぜなら、これまで見た映画の中で、深い感動を伴い、かつ映
画の醍醐味を味わえたのはイギリス映画だったからです。

個人的には、

 トニー・リチャードソン監督の
  「長距離ランナーの孤独」
  「トムジョーンズの華麗な冒険」

 イギリス移住後のスタンリー・キューブリック監督の
  「時計仕掛けのオレンジ」

が思いだされます。(古いですね。若い人は知らないかも)

最近は見ていないのですが、テレビの番組でも、BBCの番組
の、これ以上望めない完成度の高さに舌を巻いたものです。

今回の映画も、その期待に裏切らないものでした。

もちろん、ハリウッド流のエンターテイメントも素晴らしい
と思います。けれど、感動の質が違うのです。

唐突ですが、ここで思い出されるのはクリント・イーストウッド
の監督作品です。
テイストが、純粋のハリウッド映画ではなくどことなくヨーロッ
パの映画の匂いもするのは、私だけでしょうか。

マカロニウエスターンの主人公のときから、なぜ彼なのだろうと
思っていましたが、今にして思えがイーストウッド自身が、ヨー
ロッパ映画の方に肌があっていたのではないかと勝手な想像
までしてしまいました。

「英国王のスピーチ」に話題を戻します。

驚いたのは、エンドクレジットが終わり、本当の最後になるまで
ほとんどだれも席を立つ人がいなかったことです。

これは、仙台の人々がそうなのか、それともシニアの人々の律
義さのせいなのか。

いや、若かりしころのシニアの人々も本編が終わればすぐに席
をたってしまったでしょうから、それだけ、映画の余韻に浸りたか
ったという結論になりそうです。


<本日の絵>
F10 ワットマン 江戸東京たてもの園
江戸東京たてもの園
やっと先週の野外スケッチの線描が完成しました。
当初予定していたのは、入口半分を占める、飛び降りる
子供の姿でした。
けれど、遠くの建物と人々を活かすには、あまり大きく
描かない方がよいと判断しました。
そこで、邪魔をしない程度の大きさの、よじ登る小さな
子どもと、降りる女の子を配することにしました。
あとは色塗りです。

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